年輪経営に改めて学ぶ
昨日、「365人の生き方の教科書」を読了した。
1日1話1ページのペースで読み通し、365日で
完結する構成となっている。
しかし、読み始めたら想いがつのり、ついパイペースに。
一方、全ての話しが印象深く、胸に刺さった。
その中でも、現在のコロナ禍やウクライナ情勢等による
環境激変下で、「年輪経営」の考え方が心に染み入った。
年輪経営とは、伊那食品工業の塚越会長(当時)が
おっしゃった言葉。
「企業の真の目的・価値とは、永続する事。」
「そして、歴史のある会社は、町づくりに携わる等して
地域に貢献している。」
「目標:
・無理をしない。
・安いというだけで仕入れ先を変えない。
・人員整理をしない。
・よりよい生産方法や材料を常に取り入れていく。
・どうしたらお客様に喜んで頂けるかという思いを、
常に持ち続ける。」
「大きくはならなくても、いい会社になるために
「強い会社」になる。と同時に、「優しく」なる。」
「屋久杉に、「確実な低成長」を続ける事の正しさを学んだ。」
「世の中のせいにする事なく、僅かでも成長して行く。」
「自然とは、そういうもの。」
この考え方を、年輪経営、自然体経営と呼ばれている。
屋久杉に例えるとは、なるほどの一言。
私も、2009年12月に屋久島を訪れ、縄文杉を
仰ぎ見た事がある。
3000年以上の風雨に耐えたたずむ姿は、圧巻だった。
少しずつでも、確実に着実に成長して行く姿は、
我々の生き方にも、とても参考になる。
周りの動きに動じる事なく、信じる道を変わりなく
歩んで行きたいものだ。
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