« 2022年9月 | トップページ | 2022年12月 »

2022年11月25日 (金)

気分転換の心得

最近、コンプライアンス研修で「アンガーマネジメント」を章として設定し、
解説する事が多くなっている。
 
コロナ禍を契機としてリモートワークが増えている現在、世の中では
パワハラが増えて来ているとの事。
 
パソコン越しだと、心理的距離がますます遠のく。
気持ちがすれ違い、お互いにストレスが溜まり、ある時、感情が爆発する。
 
これでは、本も子もない。
上司としては、対策を練る必要がある。
 
現代社会は、ストレスに満ち溢れており、避ける事は出来ない。
その時重要な事は、ストレスを溜めない事。
 
いい意味での「ガス抜き」の手段を、多く持つ事が大事だ。
小まめに、ストレスのガスを抜いて行く。
 
お勧めなのは、趣味を持つ事。
趣味を持つと、いい事がいくつかある。
① いやな事を忘れる事が出来る。
② 仕事以外の人脈が出来る。
③ 人生を豊かにする事が出来る。
 
①は、上述のガス抜き。
②は、同好の方から、さらに進み「同志」を得る事に繋がる。
③は、①②の効果から、心が清め高められる。
 
趣味がないと仰る方には、自分史を紐解く事をお勧めしている。
幼少の時まで遡ると、必ず当時夢中になったものが見つかるはず。
 
それを、復活させればいいだけ。
私自身も、現在熱中しているものは、全て小学生時代に
楽しみ入れ込んでいたものばかり。
 
永く続ける中で、いろいろなものが見えて来る。
気分転換は、人生を豊かにする大事なキーワードだと思う。

| | コメント (0)

2022年11月20日 (日)

永続的発展の条件

稲盛和夫氏が8/24(水)に亡くなって、早3か月近くが経った。
 
月刊「致知」では、12月号で「特集 稲盛和夫」を組み、
生前の言葉の数々を紹介している。
 
そのひとつが、「永続的に発展する企業になるための条件」。
以下、ポイントを抜粋。
 
「これは企業に限らず、個人の人生にとっても
大切なことだと私は思っています。
 
一つは「謙虚にして驕(おご)らず」。
 
大体、頂点を極めた人が没落していくのは、
謙虚さを失って傲慢になった時です。
 
二つ目は「思念は業(ごう)をつくる」
ということです。
 
いいことを思えばいい原因をつくるし、
悪いことを思えば悪い原因をつくる。
 
三つ目は「宇宙の心と一体になる」ということです。
 
宇宙の心に沿った思い、つまり愛の心、
優しい思いやりの心を抱いて行動をすれば、
必ず宇宙は手助けをしてくれると思ってきました。」
 
この3つとも、まさに至言。
しかし、私としては、3つ目に特に感動した。
 
放送大学で宇宙科学を学ぶと、全ては138億年前の
ビッグバンから始まった事が分かる。
我々は、広大無限な宇宙によって育まれて来たのだ。
 
その意を探り、その意に則して生きて行きたいものだ。
いつか来るその宇宙に戻る日に、胸を張って戻れるように。


| | コメント (0)

2022年11月15日 (火)

プラモ作成で思う事

放送大学受講の合間を縫って、停滞していた
プラモ作りを再開し始めた。
難解な授業で溜まったストレス発散に、ちょうどいい。
 
まず、途中で止まっていた宇宙戦艦ヤマト地球軍の
艦載戦闘機3機を、やっと完成させた。
 
年末までにさらに2機と、ガミラスのガイデロール級
航宙戦艦とクリピテラ級航宙駆逐艦を完成させたい。
 
現在行っているストレス発散は、主に次の二つ。
・動的リセット法:ジムでの筋トレ
・静的リセット法:プラモ作り
 
上記以外にも、カフェで読書とか100円ショップ巡り等
いろいろあるが、ジムとプラモには敵わない。
 
プラモの場合は、気分のリセットと共に
以下の能力も同時に培われる。
① 段取り力
② 集中力
③ 忍耐力
 
①は、特に重要。
組立順序や塗装順は言うに及ばず、展示まで見越して
細部の仕上げに拘る。
 
②は、小さい部品の接着や極小箇所への塗装で不可欠。
気が付けば、あっと言う間に3時間が過ぎている。
 
③は、とにかく根気が必要。
地味な作業も、黙々とやり通す。
 
趣味の世界ではあるが、極めるとなると、やはり甘えが
許されない。
いい意味で、今後もプラモデル道を楽しんで行きたい。

| | コメント (0)

2022年11月14日 (月)

部下の成長と共に

研修で人材マネジメントの話しをする場合、
必ず言及するのが、部下の育成。
 
部下を育成する上でのキーワードが「主体的自律的行動」。
知る→分かる→『出来る』まで支援する事が重要。
行って初めて会得でき、真の成長に繋がる。
 
そのため、管理者は、3つのステップを踏みたい。
 
まず、組織のミッション(使命)を熱く語る。
その際、自分の言葉に翻訳し、その上で相手の言葉で
語り掛け、ベクトルを合わせる。
 
同時に、相手の価値観を確認し、受容する。
相手を真に理解するためには、これが不可欠。
 
その上で、日頃の声掛けを励行する。
揺るぎない信頼関係は、一朝一夕には構築出来ない。
 
部下の育成は、管理者自らの育成とセットと捉える。
共に切磋琢磨し合って成長しようとする姿が、
部下の最高の刺激となる。
 
そのためには、上記3つのステップを進める過程で、
お互いに「納得」の2文字を得合う事が大事。
納得出ないと、本当にやる気にはならない。
 
仕事によって得られる成長は、人生そのものを
豊かにしてくれる。
 
つまり、成長を、大きな観点で捉える。
ビジネスキャリアとライフキャリアを一体として
捉え、両者のシナジー(相乗効果)を求める。
 
部下のビジネスとライフの両面で支え、お互いに
成長を促し合うパートナーと捉える事が出来れば、
素晴らしい世界が待っている。

| | コメント (0)

2022年11月11日 (金)

「ダーク」な世界に思う

宇宙を学んで分かった事は、分からない事ばかりと言う事。
 
この世を構成している物質は、バリオンという素粒子。
しかし、宇宙での構成比は、たったの5%。
 
残り95%は、正体不明。
・ダークマター(未知の物質)27%
・ダークエネルギー(未知のエネルギー)68%
 
ダークは、「暗い」と言うイメージが付きまとう。
しかし、天文学では、「未知」の意味で捉えている。
これらは、人智を超えた存在なのだろうか。
 
一方、ミクロの世界に目を向けても、分からない事が多い。
例えば、遺伝子。
 
遺伝子には、タンパク質を作るための設計情報が書かれている。
その遺伝子情報は、全遺伝子(ゲノム)の内、たったの2%。
 
残りの98%は「繰り返し配列」等と呼ばれ、どんな働きを
しているか分からないブラックボックス。
この部分は、生物が秘めている潜在能力と言える。
 
そう考えると、私達の中には、まだ98%もの潜在能力が
秘められていると考えられる。
 
これを天文学風に捉えると、「ダークアビリティー」と
言えるのではないだろうか。
 
宇宙と言うマクロの世界も、遺伝子と言うミクロの世界も、
まさに未知のとばりに覆われている。
 
しかし、「ダーク」ではあるが、実は、希望の『光』に
溢れていると、ぜひ捉えたい。
内外の光に照らされて、歩みを進めて行きたいものだ。

| | コメント (0)

2022年11月 7日 (月)

叶(かなた)くんへの贈り物

長女の長男である叶くんが、目覚ましい成長を遂げている。
 
現在、2歳7か月。
2歳3か月を過ぎた頃から、急にしゃべり出した。
と共に、走り動き、止まる事を知らない。。
 
いろいろなものに、関心を抱き始めた。
今、特に魅了されているものは車。
乗るのも好きだし、見るのも大好き。
 
と言う事で、先週(水)に、私1人で相手をしなければ
ならなくなった時、車のおもちゃを店舗で購入して持参した。
 
プレゼントしたのは、いろいろなパーツが動く
「パワートラックシリーズ」の内のショベルトラック。
運転台とアームを、自在に動かす事が出来る。
 
対象年齢3才以上だったが、頑丈そうだったので大丈夫と踏んだ。
これだったら、砂場にも持って行けそう。
 
案の定、とても気に入ってもらえた。
各箇所のパーツを、盛んに動かし回っている。
荒っぽい扱い方だったが、この製品ならば耐えられる。
 
しばらく遊んだ後、次の一言が。
「じいじ、これもほしい。」
 
包装のビニール袋取っ手に印刷されていた、
はしごトラックに目が止まった模様。
 
「では、次回ね。」
 
帰宅してネツトで調べたら、同シリーズは8種類ある事が分かった。
店舗に出向いて構造を確認し、以下をネットで追加購入した。
はしごトラック、ダンプトラック、せいそうトラック
 
次のプレゼント時期は、改めて両親と相談したい。

| | コメント (0)

2022年11月 5日 (土)

「ドラッカーに学ぶ人間学」読了

つい先日、「ドラッカーに学ぶ人間学」を読了した。
著者は、ドラッカー学会共同代表理事の佐藤等氏。
 
同書は、月刊致知で2019年2月から連載中の
「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」を編集したもの。
 
私は、月刊致知を今年2月から再定期購読し始めたため、
これまでの内容を知りたいと思い購入した。
 
連載後まもなく、コロナ禍の真っ只中に。
この世界的な脅威に、どう向き合って行けばよいのか。
 
同書は、ドラッカーの言葉と論語の言葉を結び付け、
これまでの常識が通用しない時代を生きる私たちへ
道しるべを差し示してくれている。
 
最も感じ入った点は、リーダーたる者は、
自己を知り、自らを律する必要がある事。
 
このような人材を、ドラッカーは「リーダー」と呼び
論語では「君子」と呼んでいる。
 
全編を通し、私が感じた点は、以下のとおり。
 
今後、コミュニケーションのあり方からチームの作り方まで
マネジメントのあり方を再考し、個人の成長と組織の成果
の同時達成を目指す方法を再構築する必要がある。
 
そのためには、改めてセルフマネジメントを徹底して行い、
ぶれない自分軸を構築する事が不可欠。
 
言葉を替えると、人としての自分を確立するという事。
そのためにも、大きな意味で「人間学」を学び続ける事が
求められる。
 
ドラッカーの著作を読んでいると、論語の言葉を連想する。
東西の哲学が、深い部分でお互いに共鳴し合っているのだ。
底流を感得し、自らの生き方・あり方に活かして行きたい。

| | コメント (0)

2022年11月 2日 (水)

NHKの科学番組に感激!

放送大学の、宇宙物理学を中心とする
宇宙科学関係の受講を始めて早半年が過ぎた。
 
10月からの後期では、前期の反省に基づき、
数学、物理、化学、生物の自然科学の基礎を
学び直している。
 
必死で励んでいるが、それでも全く足りない。
精緻な理論のオンパレード。
宇宙の壮大さを、忘れてしまいそう。
 
その中で、NHKでいい番組を見つけた。
・コズミックフロント、コズミックフロントω(オメガ)
・サイエンスゼロ、ヒューマニクス
 
どれも、宇宙や自然科学の興味深いテーマを
取材や談話を交え、図解及び映像で分かり易く
解説してくれている。
 
特に、今年8月から始まったコズミックフロントω
の内容が、奮っている。
●地磁気逆転、●ガンマー線バースト
●小惑星衝突、●謎の物質 ダークマター
●素粒子の秘密 等
 
どれも、宇宙の深淵に触れる、ショッキングで深い内容。
人類の叡智を持ってしても、理解し難い。
そして、コントロールが不可能。
 
我々は、神秘の前に、たたずむばかり。
宇宙は、本当にどういう存在なのだろうか。
 
空間や時間、次元を超え、別の宇宙が同時に存在している
と論じている学者もいる。
まさに、人智を遥かに凌いだ、超絶の世界。
 
しかし、一つだけ確実な事がある。
それは、我々が、今ここに確かに存在していると言う事。
 
「偶然」の積み重ねとは、考えられない。
我々の存在は、まさに「必然」と捉える方が自然だ。
科学とは離れた言葉かも知れないが、「縁」としか言いようがない。
 
ならば、このご縁を大切にしたいものだ。
「生」を賜った者として、悔いのない一生を生きる事が、
このご縁に応える事のように思う。
 
宇宙の謎を解く鍵は、実は自分の中に内在しているのかも知れない。  

| | コメント (0)

2022年11月 1日 (火)

冒険の旅第5弾!科学技術館

昨日の(月)、孫の優真と共に、丸の内の
北の丸公園内にある科学技術館へ行って来た。
 
この日は、先週(土)に開催された運動会の
振替休日だった。
親が二人とも仕事のため、お鉢が回って来た。
 
しかし、小学1年生の優真には、前回行った
日本科学未来館と同様、少しレベルが高かった模様。
 
一方、行きの皇居のお堀端の散策や、帰りに立ち寄った
北の丸公園の落ち葉を踏み締めての散歩は、これまでと
また違った味わいがあり、優真の感じ方も違っていたと思う。
 
松ぼっくりを拾い、ジョロウグモを見つけ、手で触れたり。
最後は、シオカラトンボを手づかみで捕まえるという離れ業。
虫好きは、やはり健在だった。
 
お土産に、お小遣いプラスじいじの支援金で、アルミ製の
スピノサウルスを購入。
優真宅に戻ってから組み立てたが、これが大変だった。
 
箱をよく見ると、「10歳以上~大人」と書いてあった。
道理で、難しいはずだ。
 
結局、私がほぼ全て組み立てる事に。
完成までに、何と3時間を要した。
 
優真が「じいじ、これ買ってごめんね。」と言って来たので、
「そんな事はないよ。じいじは工作が好きだから。」と答えた。
優しい気持ちに接する事が出来て、嬉しい限り。
 
道中でも、科学技術館でも、沢山の質問を受けた。
好奇心や向学心には、いつも感心するばかり。
こちらも、うかうかしておれない。
 
これからも、優真といろいろな所へ出向き、
素敵な時間を楽しみたいものだ。

| | コメント (0)

« 2022年9月 | トップページ | 2022年12月 »