50代社員が心を病まない方法
日経ビジネス最新号に、表題の記事が掲載されていた。
「日経Gooday」からの引用で、著者は心理カウンセラーの方だった。
50代は、確かに微妙な年代かも知れない。
役職定年や、それに伴う異動、また元部下が上司となる等。
そういう事もあると割り切ってしまえばいいのだが、
著者の方が言うように、切り替えが出来ない方もいる。
その場合には、つらいという「自分の感情を認める」事が大事との事。
つまり、まず「自己受容」が必要という事だろう。
Aという自分が、Bという自分を認める。
つまり、自分を大事な存在として、自分が認知する。
本当につらくなったら、思い切って有給休暇を取る事も一計だ。
一心不乱に働いて来た方ならば、40日近い有給が残っているだろう。
思い切って、3週間21日休むのはどうだろうか。
これからの自分のあり方を、一旦仕事から離れ、ゆっくりと考える。
どこか行きたい所があれば、まずはそこへ行ってみる。
食べたいものがあれば、まずはそれを食べに行く。
まずは、自分を解放する。
素の自分に戻って、本当に「興味」のある事を探る。
趣味が全くありませんと言う方もいるかも知れない。
でも、その場合は、自分史を過去に向かってひも解いて頂きたい。
大学、高校、中学校、小学校、幼稚園と。
忘れてしまっただけで、わくわくした事が必ずあったはずだ。
童心に戻って、まずは自分を解放する。
すると、改めて自分の「価値観」に気づく事がある。
「価値観」は、自分を改めて動機づける源泉となってくれるだろう。
焦る事はない。
3週間21日は、そのための余裕時間だ。
会社によっては、年代が変わる時に、キャリア休暇を1か月前後で
付与している会社もある。
この制度がない会社の場合は、有休を活用して自分で設定すればよい。
このキャリア形成の意味を理解出来ず、有休取得を拒む会社が
あるとすれば、長居をしない方がいいだろう。
論語にある「50にして天命を知る」と言う言葉。
自分を大切に思って欲しいものだ。
| 固定リンク
コメント