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2023年5月21日 (日)

Z世代の就活白書

日経ビジネス最新号のタイトルが「Z世代の就活白書」だった。

Z世代とは、1990年代半ば以降に生まれた若者を意味する言葉。
物心が付いた時には、既にインターネットが普及していた。

そのため、ネット上でデジタル技術を駆使して、あらゆる情報を
得る事が可能となり、個人の価値観の多元化が、更に進んだ模様。
旧世代の人間から見ると、まさに理解不能な人種だろう。

日経ビジネスでは、就職を検討する彼らと企業との間の関係を
改めて論じていた。

まず記されていたのが、学生と企業の関係が「対等」になりつつある点。
背景にあるのが、前述した若者の変化だ。
価値観が多様化し、その中で大企業志向が薄れつつある。

昔は、寄らば大樹の陰という言葉の下、大企業への就職を目指した。
私自身も、その中で就活をした記憶がある。

しかし、入社した会社の中で、自分が活かせるかどうかは別問題。
私の場合は、その結果、50歳で卒社し独立させて頂いた。

今の若者は、就職活動を開始する時点で、自分を活かす事が
出来るのかを、真剣に考えているという事だろう。
これは、個人の充実した「キャリア形成」の観点からは、とても大事。

そして、日経ビジネスでは、「社会課題の解決に取り組むことは
当たり前」という価値観を持つ傾向も指摘されていた。

現在の日本国内の様子や世界情勢を、肌身で感じている証拠だろう。
日々赤裸々な情報に接し、自然と目が開かれているのかも知れない。

こうなると、企業としては、我が社の「ミッション(使命)」や「ビジョン
(ありたい姿)」を明確に伝え、学生に共感してもらえるかが重要。
その上で、その人の特性を活かした「キャリア像」を示せるかだろう。

実は、これは採用する時だけの話しではない。
入社した後も、引き続き、職場の管理者が、個人の成長と組織の成果の
同時達成を目指す上で、欠くべからざる観点なのだ。

ミッションを果たす事が「社会貢献」に繋がる事、その過程で共に
切磋琢磨する中で、各自の持ち味をブラッシュアップし、上司も部下も
自分なりのキャリアの充実に結び付けて行く。

組織は人なり。

採用時だけではなく、日々の活動の中でこそ意識して行きたいものだ。

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