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2023年6月12日 (月)

宇宙物理学と中国古典の関係

現代物理学の2本柱である、マクロな世界を司る「相対論」と
ミクロな世界を支配する「量子論」を学んでいると、
不思議な感覚に陥る事がある。

これらを持ってしても、今だ理解不能な宇宙は、
どういう構造になっているのか。
我々の感知出来る時間と空間を、遥かに超える宇宙。

一方、思弁的に宇宙を捉え、論じている書がある。
その代表が、中国古典の一つである『易経』。
易経は、儒教の中で宇宙の様子を捉え、その有り様を説いている。

易経で、中心に位置付けられているのが、「乾(けん)」の卦(け)。
その乾の働きを、4つの文字で表している。
それが、「元亨利貞(げんこうりてい)」。

「元」は、全体・根本を意味する。
・生起を表し、太極(全体的存在)を表している。
「亨」は、通行を意味する。
・活動の円滑さを表している。
「利」は、意義深さを意味する。

・利の内で、「生成化育」が行われる。
まず、万物が「生」まれ、「成」長が始まる。
「化」の下、天性に基づき特性が与えられ、「育」って行く。

「貞」は、正しく定まる事を意味する。

更に、この4文字が「四徳」にも対応している。

「元→仁」
・元を人間社会に当てはめると、「仁」となる。
これは、利他の精神に通じる。
「亨→礼」
・円滑さの原点が、「礼」。
「利→義」
・「義」は、本来の人間性を発揮し、己の役割を全うする事。
「貞→智」
・「智」は、正しい道を貫く知恵だから、貞となる。

これらは、宇宙誕生以来の粒子の働きを、人の立場から
見たもののように思う。

今後、さらに宇宙の探求を、自然科学と社会科学の狭間で
探求して行きたい。

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