「世界の大問題13」読了
先日、「知らないと恥をかく世界の大問題13」を、読み終えた。
著者は、ジャーナリストである池上彰氏。
角川新書として、2009年の初刊から毎年発行されている。
これまで、継続して購入し、読んで来た。
平易な文章で著されているので、とても読みやすい。
経年で読んでいると、大事は点は繰り返して解説して
くれているため、過去の書を読み返す必要はない。
今回の本は、2022年6月に発行されたもの。
買う時期が、いろいろあって大幅に遅れてしまった。
そのため、1年前を振り返る感じで読んだ。
そこで感じた事は、この1年の間にも、世界はどんどん
動いていると言う事。
当たり前ではあるが、変化のスピードがさらに上がっている。
本の副題が、「現代史の大転換点」となっていた。
それは、言わずと知れたロシアのウクライナ侵攻が
もたらした数々の悲劇と各国の動き。
この先、本当に世界はどこへ向かって動いて行くのだろうか。
道を歩み誤ると、人類の滅亡に繋がる最悪シナリオも。
国際情勢は、公開されている情報だけでは計り知れない。
むしろ、水面下での交渉が推移を決する事も、
これまでの歴史が物語っている。
という事は、我々一般人が、時の為政者の意思決定に
関与する事は、不可能なのだろうか。
この5月に、G7の首脳が、原爆被災地である広島で集った。
被災者の生の声も聴いたとの事。
この方々の声が、さらに世界に届く事を願いたい。
宇宙科学を学んでいると、地球や生命の存在が
まさに「奇跡」中の「奇跡」である事がよく分かる。
進化生物学者である木村 資生(もとお)氏によると、
この宇宙に1個の生命細胞が生まれる確率は、
1億円の宝くじが100万回連続で当たる確率になるとの事。
そして、この地球上には、Moraによると870万種が生息している。
これらの生命そのもの存亡が、「現代史の大転換点」の今、
問われているのではないかと、切実に思う。
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