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2023年9月29日 (金)

イリヤが逝った

先日、デビッド・マッカラムさんが亡くなった事を知った。
9/25にニューヨークの病院で、家族が見守る中、天に召されたとの事。
90歳だった。

マッカラムさんと言えば、私の中では、何と言っても「イリヤ・クリヤキン」。
昔、一世を風靡した『0011ナポレオン・ソロ』に出て来るロシアのスパイ。

『0011ナポレオン・ソロ』は、米NBC系列で、1964年から1968年まで
4シーズンにわたり放送された、スパイもののテレビドラマ。

日本では、1965年から1970年まで、日本テレビ系列で放送された。
私が多感だった、小学校高学年から中学生の頃だった。

国際機関アンクル(U.N.C.L.E.)のエージェント、ナポレオン・ソロと
イリヤ・ニコヴィッチ・クリヤキンが、国際犯罪組織スラッシュ
(THRUSH)と戦うドラマ。

亡ロバート・ボーンさんが、主人公のソロを演じていた。
しかし、なぜか次第に、マッカラムさん演じるイリヤの方が人気者に。

優秀だが女性には弱いソロに対し、クールに任務をこなすイリヤの方が、
日本人に受け入れられたのだろう。
私も、イリヤの行動の方が、興味深々だった。

これは、当時、私が同時に熱中していた『スパイ大作戦』のバーニーと
同じ位置づけだった。

どちらも、目立たないけれど不可欠な存在である。
まさに、いぶし銀の輝きを放っていた。

私の関心は、その後、ナポレオンソロを原点として『007』へ、
そして、『スパイ大作戦』から『ミッションインポッシブル』へと
繋がって行った。

スパイアクションの緻密で大胆不敵な行動は、その後、私の模範となった。
そして、そこに登場する車等、数々のメカニックに未来の技術を見た。

さらに、アイデアを凝らした小型高性能なスパイツールの数々は、
英知の結集のように思えた。

今も、小型で高性能なものを求めているのは、この時の影響が
続いているのかも知れない。

スパイものは、私の現在の行動・思考のベースを培ってくれた。
これらの原点が、ナポレオンソロだった。

イリヤを始め、数々のスパイを演じた方々に対し、感謝しかない。

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2023年9月26日 (火)

やはりウォーキングシューズ!

チノパンツの買い替えに伴い、シューズにも目が行った。

現在は、ビジネス時も私生活も、同じシューズを履いている。
それが、リーボックのウォーキングシューズ。

在職中は、勤務時は革靴、私生活はランニングシューズ等を履いていた。

しかし、独立して以降、研修講師として全国へ出掛け回るようになると、
これでは不都合が出て来た。

革靴は、雪国へ行くと靴底が滑って危ない。
靴の中でも、靴下が化繊だと滑ってしまう。
つまり、これだと、踵を返して歩く事が難しい。
防水機能も保持した、全天候型シューズが望ましい。

この目的からすると、アウトドアシューズが最適なのだか、
さすがにビジネス時には相応しくない。

そこで辿り着いたのが、ウォーキングシューズ。
それも、「黒」で落ち着いている感じのもの。
と言う事で、現在、リーボックのウォーキングシューズを、
愛用している。

数年前に出会い、2足購入して、痛まないように交代々に履いて来た。
履き心地がいいため、いつしかビジネス時にも私生活でも履くように。

普段も出来るだけ歩くようにしているので、とても重宝する。
しかし、その分、痛む速度が速まった。

つい最近、同じシューズを、やはり2足買い求めた。
これはこれでよかったのだか、やはり少し飽きて来た。

だが、このシューズの履き心地、歩き心地等諸機能は、
長年の経験から、比べるものがない。

どうしようかなと思いながら、いつものお店を訪ねた。
すると、同シューズに「茶」があり、それを勧められた。

見ると、ダークブラウンで、とてもいい感じ。
私生活で、少し雰囲気を変えたい時に、ちょうどいいかも。

と言う事で、さっそく購入した。
安い商品ではないけれど、足元がしっかりしている事は、
とても大事。

今後も、このリーボックのシューズ達と過ごして行きたい。

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2023年9月24日 (日)

チノパンツを買い換えた!

現在愛用している普段着のチノパンツが、かなりくたびれて来た。

いつも左後ポケットに財布を入れているが、
その角に当たる部分の生地に、穴が空いて来たのだ。

財布には、よく使うカードとお札数枚のみを入れている。
小銭は、自宅のキーと共に、小銭入れに入れて別にしている。
このように、財布は極力薄くにしているが、それでも角ばってしまう。

スーツの時は、やむを得ず、財布はバッグに収納している。
しかし、普段はすぐに取り出せる後ポケットが、やはり便利。

今履いているチノパンツは、ベージュ、ブラウン、ネイビーの3色。
各2本持っていて、交代々に履いていた。

さて、同じものが、これらを購入した店に、今も置いているだろうか。
もう5年位は、経っていると思う。

今日行ってみたら、もっといい商品に出会えた。
それが、「レギュラーフィット スーパーストレッチ チノパンツ」
サイズ:ウエスト76cm×また下72cm

試着してみたら、「スーパーストレッチ」だけあって、かなり伸びる。
組成は、綿70%、ポリエステル28%、ポリウレタン2%。
これまでは、綿98%、ポリウレタン2%だった。

化繊が増えた分、軽い上に、屈伸しても全く無理がない。
これは、楽だ!

今回は、以下の4色が店頭に並んでいた。
ライトブラウン、ダークグリーン、ダークブルー、ブラック
少し渋めになるけれど、これから秋冬を迎えるには、いいかも知れない。

サイズを調べると、ライトブラウンが1本しかなかった。
それ以外の3色は、2本ずつ揃っていた。
今回も、買うならば各2本欲しい。

別の所に紛れていないか探している時、ふとマネキンが目に入った。
すると、ライトブラウンのパンツを履いているではないか。

もしやと思いサイズを確認すると、何と私の求めているサイズ!
これは、ラッキー。
と言う事で、今回も2本ずつ購入する事が出来た。

さて、今回、色が1色が増えて4色、合計8本。
いつまでもってくれるだろうか。

今後も、アクティブに行動して行きたい。

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2023年9月22日 (金)

新券両替に奔走!

現在、オペラレッスンの時、その度に、謝礼を現金でお支払いしている。

以前、引き落としの提案を先生にさせて頂いた。
しかし、先生の意向で、レッスン代を毎回お渡しする形で今に至っている。

先生としては、1回ごとのレッスンに、魂を込めて行いたいとの事。
まさに「一投回入魂」の構え!

つまり、一般のカルチャーセンターとは、一線を画する捉え方。
これが、本来の「芸術」の世界のあり方なのかも知れない。

この想いに報いるためには、謝礼においても、ささやかながら
「新券」で応える必要がある。

しかし、現在、銀行で両替する際、手数料が掛かる。
無料となるのは、両替後の枚数が1日に10枚まで。
11枚以上となると、窓口で手数料550円を支払う必要がある。

これまでは、1日10枚を守り、何回も銀行へ出向いていた。
しかし、これが結構大変だった。
大宮まで、徒歩か電車で行かなければならない。

その中で、両替手数料が、来月10/2(月)から
770円に値上げされる事を知った。
銀行としては、現金の取り扱い自体を減らしたいのだろう。

ならばと言う事で、今回思い切って。約1年分50回の謝礼を、
口座から新券で引き出す事とした。

5000札と1000円札で、合計150枚。
かなりの枚数となった。

実際には、毎週のレッスン以外に、年2回の発表会がある。
これらには、別途会費を支払うので、改めて両替が必要となる。

世の中は、キャッシュレスが進んでいる。
振込、振替、引き落とし、クレジット、電子マネー、デジタル通貨等。

今後、このような「謝礼」の形は、どのように変化して行くのだろうか。
やはり、紙幣に想いを託す世界は、残って行くのだろうか。

両替をしながら、今後のお礼のあり方が頭を巡った。

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2023年9月21日 (木)

1年を3分割する捉え方はどうか?

今年も9月下旬に入り、もう年末が見えて来た。
本当に、月日が経つ速さを実感する。

この時間スピードに遅れずに追いて行くためには、
常に先手で物事に対応して行く必要がある。

そのためには、先を見通す期間を、どの程度の長さで
区切って行くかが大事なポイント。

そこで、より実務的な観点から、1年の中での区切り方を
再検討してみた。

現在は、以下の区切り方が一般的。
・春夏秋冬(3か月単位)
・半期(6か月単位)

生物学的な観点から見ると、温帯に住む我々は、春夏秋冬の
季節の移り変わりの中で、これまで生活を営んで来た。

一方、ビジネスの観点からは、上半期/下半期、または
4半期(3か月単位)が通常の捉え方。
逆に見ると、これら枠組みに、思考が縛られて来たとも言える。

そこで、我が身を振り返りつつ、どの期間で考える事が、
先手を取る思考に繋がるのかを再考してみた。

季節を跨がり先を見て、小まめに着手して行く期間。
かと言って、今、手を付ける事に抵抗を感じない期間。

頭に閃いたのが、4か月単位の3区分。
具体的には、以下のとおり。
・1~4月(冬2か月→春2か月) 連休前まで
・5~8月(春1か月→夏3か月) 盆休み前まで
・9~12月(秋3か月→冬1か月)年末年始まで

先の季節を先取りしつつ、大きな休みまでを目安とし、
どんどん先手で手を打って行く。

ただし、これは、具体的な行動をいつ取り始めるかと言う観点。
言い換えれば、「戦闘」態勢に入る時期の事。

計画を立てる「戦術」、または方向性を見定める「戦略」の観点ではない。
これらは、当然、数年のスパンで先を見通す必要がある。

このように整理すると、自分の中では、腑に落ちた感じがする。
ただし、時間感覚や行動スタイルは、人によってまちまち。
自分にとって、しっくり来る時間感覚を見つける事が大事な気がする。

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2023年9月20日 (水)

母のスマホへの乗り換えをサポート

母が、遂にガラケーからスマホへの乗り換えを決断した。

母は、これまで、ドコモのFOMA(3G回線)を使っていた。
しかし、26年3月末で、この回線はサービス終了となる。

それに先立ち、先日、現在の携帯のACアダプターの線が断線した。
取り急ぎ、私がアマゾンで代替品を購入し、場を繋いだ。
携帯自体も、かなり古いので、いつ壊れるか分からない状態。

私に対し、母は93歳ながら、メールで連絡を入れて来てくれる。
私は、仕事の関係上、すぐに電話に出れない事が多いからだ。
姉とは、毎日、メールだけではなく電話でも話しているとの事。

つまり、母にとって、通信手段を確保する事は、我々と連絡を取り
今の生活スタイルを確保する上で、とても大事な要素となっている。

携帯が、今回のように使えなくなる事を想定し、思い切って
スマホに替える事を決めたのだと思う。

母からの依頼を受け、高齢者用のスマホを、まず探した。
見つけたのが、シャープ製の「BASIO active」。
物理的なボタンが付いており、ここが従来の携帯に似ている。

しかし、基本的には画面をタッチして操作する事になる。
この「タッチ」操作が、母の第一関門となった。

先日、au社と契約した上で、私が母の使い易さを最優先に設定し直した。
その上で、ホームの母宅を訪ね、スマホの使い方を説明した。
電話操作とメール作成方法を、まず説明。

ここで、どうしても画面をタッチする動きが出て来る。
特に、文章を入れるための「スライド」や「フリック」が難しそう。
これまでの携帯では「押す」操作だけだったためだ。

どうしても指に力が入り、「触れる」感覚が掴めない状況。
そのため、少なくても9月一杯は、このトレーニングに当てる事とした。
私と姉とのやり取りを通して、文章入力の練習をしてもらう考え。

携帯は、もちろん既に使えない。
電話番号は引き継いだので変わらないが、メールアドレスは変更となった。
そのため、アドレス帳に記載されている方々に、メールアドレス変更の
案内メールを送る必要がある。

しかし、これは、しばらく控える事とした。
まずは、母には、無理なくスマホに慣れて行ってもらえればと思っている。
スマホがストレスになってしまうと、本末転倒になってしまうから。

これは、お互いに、新たな世界へのチャレンジかも知れない。

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2023年9月19日 (火)

孫へ誕生日祝いにプログラミングロボットを贈った

先日、次女の長男である優真が、8歳の誕生日を迎えた。

今年の私からの贈り物は、プログラミングロボット。
より正確に言えば、ブロックでいろいろなものを作り、
それを自分で作ったプログラムで動かす事の出来るおもちゃ。

ブロックは、レゴとも互換性があるため、ロボットだけではなく
レーシングカーやヘリコプター等も、組み立てが可能。
操作は、スマホやタブレットとBluetoothで接続して行う。

プログラムで自動操縦する事も出来れば、スマホ等を
コントローラーとして、自在に動かす事も出来る。
と言うように、かなりレベルの高いおもちゃだ。

このキットは、実は、中国製。

ハードはよく出来ていると思うが、マニュアルがあまり整っていない。
紙媒体がほぼなく、アプリ内で示される図や日本語としてたどたどしい
短文を当てにして、意味を類推していくしかない。

誕生日に次女宅へ持参し、午後からさっそく優真と組み立て始めた。
選んだものが、「ロボット」ではなく「恐竜」。
何と、100工程もの組み立てステップがあるハイレベルな「恐竜」に挑戦。

600ピースのブロックから該当するブロックを選び、設計図どおりに
組み立てて行く。

優真の、ブロックを探し出すスピードは、凄かった。
私が見つけ出すスピードを、遥かに上回っていた。

しかし、組付けの位置決めや、力を入れてしっかりと組付ける場面では、
やや甘い部分があった。
そこを、私がサポートしながら、協力して組み立てて行った。

掛かった時間が、13:00から17:00までの4時間。
途中で休憩も入れたが、かなり疲れた。
その分、恐竜がコントローラーの指示に従って動き出した時は、感動した。

優真も、とても喜んでいる様子だった。
しかし、すぐに動かなくなってしまった。
駆動部分の組付けが甘く、モーターの軸が抵抗を受けていたようだ。

注意して組み込んだはずだったが、まだ足りなかった模様。
まさに、行きつ戻りつの世界。

プログラムを組んで動かすのは、まだ先になりそう。
でも、優真には、諦めずにチャレンジして欲しい。
論理力はもちろん、想像力、忍耐力、集中力の養成にも、役立ちそうだ。

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2023年9月14日 (木)

20年ぶりに枕を買い替えた!

これまで使っていた枕が、遂に寿命を迎えた。
羽毛枕だったが、四隅が破れて羽毛が出て来始めて来たのだ。
使い始めて約20年経過したので、やむを得ないか。

という事で、先日、枕を買い替えた。

枕専門店を始め、3店回って、性能と価格を見比べた。
寝るまではしなかったが、展示してある枕を、全て手で押して確認。

その結果、費用対効果の観点から、今回は、DEKO HOME(ニトリ)で
「ポリエステル枕」を、枕カバーと共に購入した。

【洗える消臭ポリエステルまくら】
・かたさ:やわらか
・高さ:中
・標準サイズの40×60cm
・防菌・防臭

しかし、自宅で寝てみると、やはり羽毛との違いが判明。
包み込まれる感じがしない。
やはり、人工的な感覚だ。

でも、耐えられない程ではなかった。

気休めに、サブ枕として、ヨギボーの三日月の形をした
「ムーンピロー」を枕元に置き、適宜、補助的に使っている。

このムーンピローは、以前、妻にリビングでのリラックス用に
プレゼントした品。
長女が出産した時は、授乳の補助としても活躍した。

今回、それを改めて譲ってもらった。
ビーズの感覚が、心地よい刺激を与えてくれる。
しかし、やはり人工的な味わいだ。

羽毛は、やはり全然違う事を思い知らされた。
これが、自然の力かと言う感じ。

でも、購入してしまったので、今後、一応使い続けたい。
慣れもあるだろうし。

敷布団と掛け布団の羽毛は、代え難い。
こちらは、買い替え時期が来ても、羽毛にする考え。

睡眠は、健康維持にとって、大事な時間。
今回の枕は、一つのチャレンジと捉えたい。

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2023年9月13日 (水)

プラモ作りでLED改造にチャレンジ!

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プラモ作りも、第1ステップ終了に近づいて来た。
コロナ禍渦中の21年3月以降作成して来た、宇宙戦艦ヤマトシリーズの
最後の1隻を、先日作り終えた。

それが、「宇宙戦艦ヤマト2202 最終決戦仕様(高次元クリア)」だ。
何と、83体目に当たる。

高次元に旅立つ宇宙戦艦ヤマトは、金色に輝いている。
それをプラモでは、イエローの透明プラスチックで表現していた。
そして、一旦は設計図どおりに組み立てた。

しかし、何か物足りない。
やはり、映画どおり、本体を光り輝く姿にしたい。
という事で、LEDを本体内に内蔵する改造に、チャレンジする事とした。

バンダイからオプションでLEDも発売されていたが、結構割高。
なので、100円ショップの「LEDケーブルライト点灯タイプ(ホワイト6灯)」を
購入して来て、収まりがいいように内部を改造する事とした。

そのため、組み立てたヤマトを、大きく分解。
どのように改造して行くか、目下、鋭意検討中。
配線方法も問題だが、一番考える点は、LEDをどのように固定するかだ。

マスキングテープで固定、透明粘土で固定、クッションで固定等
いろいろな方法が考えられる。

波動砲、艦橋、船尾の波動エンジンのメイン&サブ噴出口の4か所と、
船体全体を内部から照らせる位置2か所、合計6か所にセット予定。
それぞれの内部形状が違うため、各々工夫が必要。

一方、小型のボタン電池ボックス(スイッチ付き)は、ケーブル長1mを
活かし、船外に外置きしようと思っている。
すると、純正のLEDのようにスイッチを入れる度にヤマトを分解せずに済む。

改造するとなると、あれやこれやと、いろいろ考える事となる。
道具も、ヤスリやナイフだけでなく、ドリルも不可欠となって来る。
全部持っているが、場合によっては、ドリルの歯の買い足しが必要かも。

手先の器用さだけでなく、頭もかなり使う事となる。
楽しい作業だが、結構疲れる。

休み休み、取り組んで行く事としたい。

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2023年9月 8日 (金)

「解体キングダム」がおもしろい!

NHK総合で放映している「解体キングダム」が、とてもおもしろい。

「形あるものは、必ず崩れる」

人は、造る方にどうしても関心が向く。
しかし、新たに造ろうと思ったら、元あるものを取り去る事が不可欠。
ここに焦点を置くとは、さすがNHKだ。

解体現場と言うと、普通はビルの解体現場を思い付くだろう。
もちろん、この場面も画面に多く登場する。
一方、特殊な解体現場も、機会あるごとに紹介される。

9/6(水)は、「漁業取締船」の解体現場だった。
漁業取締船とは、違法操業をする密漁船を取り締まる水産庁所属の船。
船体の鉄板が厚いため、巨大なつめを持った重機でしか破断出来ない。

この船の名は「たつまい」。気仙沼の龍舞崎から命名された。
実は、東日本大震災で炎に包まれた壮絶な過去があった。
エンジンが無事だったため、改修され奇跡の復活を遂げた。
その後、復興のシンボルとして船員達を支え続けて来た。
その解体現場で、涙する元船長らの姿が、印象的だった。

8/30(水)は、180tもある「巨大変圧器」の解体だった。
場所は、ある変電所。
頑強な鋼鉄の容器を切断して、桁外れに巨大なコイルを解体する。

やっかいなのが、その内部に漏電防止と冷却のため充填された「絶縁油」。
解体中に引火すれば大惨事になりかねない。
これに対し、特殊解体チームが、何と水を使った新工法で裁断して行く。

そして、8/2(水)は、ユーミン50周年ツアーでの驚きのステージ解体。
ユーミンのコンサートは、豪華なステージで有名。

だが、全ての会場で完璧に再現するため、裏側では大勢のスタッフが
工夫を凝らして解体している。
豪華ステージの解体作業に、興味深々で見入ってしまった。

この「解体キングダム」を、番組中で体当たりで紹介してくれる方々がいる。
・明治大学で建築を学んだ建築アイドルの、伊野尾慧さん。
・一級建築士に見事合格した俳優の、田中道子さん。
・若い頃、解体現場で働いていた元格闘家の、魔裟斗さん。
・解体現場の廃材でアート作品を作る芸術系アイドルの、千賀健永さん。

それそれの持ち味で数々の解体現場を取材し、現場員の思いを受け止め
つつ、自分が受けた印象を、自らの言葉で語ってくれている。

このような裏方を見れる機会は、めったにないだろう。
上記4名の方々と共に、今後も「解体キングダム」に注目して行きたい。

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2023年9月 5日 (火)

祝!致知出版社45周年

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毎月送られて来るのが待ち遠しい冊子がある。
それが、人間学を学ぶ月刊誌である「致知」。

致知出版社が、長きに渡って発行している。
今年の9月で、発行45周年を迎えるとの事。
と言う事は、創刊が1978年。

この年は、実は私が社会人になった年だ。
今から思えば、私と共に育って来た書と言う事になる。

ただし、その存在を知ったのは、2005年に独立してから。
在職中は、時務学(仕事の仕方)の習得に終始していた。

一方、「致知」が目指しているのは、人間学(人のあり方)の探求。
独立して経営コンサルテングを行う中で、自分と言う人を磨く
必要性を感じた。

その際、「致知」と出会った。
様々な方々の生き方に接し、励ましを受けた。
また、深く自分を見詰めるきっかけとなった。

その過程で、キャリアカウンセラーや研修講師の職を経て、
現在に至っている。
今は、それらを総合して、「ビジネスメンター」と称している。

ビジネスメンターを、私は以下のように定義している。
『夢の実現を目指し、共に歩む、心からの支援者』

このようなあり方や生き方を模索する上で、
「致知」は数々のヒントを与えてくれ続けている。
まさに感謝の一言。

今は、電子版も契約している。
そのため、どこに居てもスマホさえあれば、「致知」に接する事が出来る。

これからも、人生の友として、共に生きて行きたい。
そして、致知出版社の今後の活動を、改めて期待したい。
(写真は、昨日の朝日新聞朝刊に掲載された一面広告)

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2023年9月 4日 (月)

賢人の警鐘(人類の体と脳)に思う

日経ビジネス最新号に、目を引く記事が掲載されていた。

それが、『賢人の警鐘「人類の体と脳は20万年前のまま。
急速な進歩に耐えきれていない。」』
著者は、進化人類学者である長谷川眞理子氏。

現在進んでいる技術革新に、人間が対応し切れていない。
そのために、いろいろな歪が生じている。
もう一度原点回帰して、根本的な解決策を探るべきだという主張。

本文の一部が、以下のとおり。

・人類を進化の観点から見ると、最近の数十年から数百年の変化は凄まじい。
・それだけに、生き物としての本来の人類と現代社会が大きく乖離し、
 精神疾患、生活習慣等の歪を生んでいる。

・私たち人類は、約20万年前にアフリカの一角で誕生した。
・一部地域で農耕と牧畜が始まり、都市文明が発展 したのはここ1万年。
・現代の先進国に暮らす人々も、20万年前の化石のヒトも、皆同じ体と脳、
 そして基本的に同じ遺伝子構成を持っている。
・変化したのは技術であり、私たちの体や脳ではない。

・人の感情や欲求は、20万年前のまま。
・狩猟採集社会では、日の出と日の入りと季節の変化が生活のリズムを作る。
・今の社会は、時計とカレンダーに制御されている。
・この現代社会の枠には対応出来なければ、精神的な疾患ありと見なされる。

・食習慣にも、本来の生活とのズレがある。
・狩猟採集社会では、砂糖や塩、脂肪は手に入れにくかった。
・そのため、摂取可能な時に多く取れるよう「おいしい」と感じるようになった。
・昔はそれで問題なかったが、今では取り過ぎで生活習慣病になってしまう。

・改めて、私たちの体と脳が20万年前のままだという視点を持つべきだ。
・人類が辿って来た道筋を知る事で、現在抱えている問題の理由が分かる。
・すると、状況を変えるには何が必要なのか、多くの気づきを得られる。

・技術が生み出した現代社会との間に生じるギャップをつぶさに見ていけば、
 対症療法ではなく、より自然で根本的な解決策が見つかるはずだ。

まさに、仰るとおりだと思う。
進んで便利になった技術を、廃棄する事は出来ない。
逆にさらに進化させ、人間本来の生き方に役立つものとして行きたい。

原子力、AI、遺伝子工学等、取り扱いを間違えれば、人類を滅ぼす事になる。
一方、その計り知れない力を、「生物」としての人間の生存に活用する事が
出来れば、その恩恵は多大なものとなる。

まさに諸刃の剣。
人類が試される時期に差し掛かっている。

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2023年9月 3日 (日)

献血32回目を終了

先日、大宮献血ルームウエストで、32回目の献血をして来た。

いつも、400mlの献血に協力している。
前回の献血が2月だったので、6か月ぶりに献血した事になる。

献血は、私なりの社会奉仕の一環。
しかし、献血は69歳までとの事。
という事は、現在68歳なので、残された期間は1年と数か月。

思えば、社会貢献を意識して初めて献血したのが、大学2年20歳の時。
それから、48年を経た事になる。

在職中は多忙を極め、献血どころではなかった。
そのため、32回の献血は、殆どが2005年の独立以降18年間の出来事。

その間、献血ルームの感じも、コロナ禍を境に随分変わった感じがする。

コロナ禍以前は、係りの方と談笑もしながら、アットホームな感じだった。
しかし、今は感染予防のためか、会話は極力少なくしている模様。

献血後の休憩時も自由に頂けていたお菓子類が、袋詰めの僅かな
お菓子に替わってしまった。

これまでは、結構、リラクゼーションの場でもあったのだが、
期待出来なくなってしまった。
まあ、これは、やむを得ないのかも知れないが。

血液は、人工的に造る事が出来ないとの事。
出来ない以上、今後も献血に頼らざるを得ない。

人間の体は、本当に不思議に満ちている。
この叡知に満ちた体を、世のため人のために役立てない方はない。

逆に言うと、いつ自分がお世話になるかも知れないのだ。
決して、それを期待している訳ではないが。

体調不良等がなければ、今後も、70歳になる直前まで
献血を続けて行きたいと思っている。

そのためにも、心身の鍛練を欠かさず、健康を保って行きたい。

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