加速度的に進むAIの進化!
先日、NHK総合のニュース9を見ていて、AIに続いて「AGI」が
開発されていると言う話しを聞いて、驚いた。
昨年、ChatGPT(会話型AI)が発表されて、驚いたばかり。
これに対し、AGIは、さらに進化した『汎用型AI』の位置付け。
まず、AGIは、Artificial General Intelligence(人工汎用知能)の略。
人間のような、「汎用的な知能」を持つ人工知能を指す。
AGIの特長は、以下のように整理されている。
● 汎用的な能力
特定の領域に特化しているわけではなく、さまざまな問題に対応
出来る能力を持っており、多様な知識やスキルを駆使して活動可能。
● 学習能力
経験から学習し、新たな情報やデータを取り入れて自己進化する事が
出来るため、状況に応じた適切な対応や問題解決が可能。
● 意志決定能力
独自の判断や意思決定を行うことが出来る。
複雑な情報を分析し、最適な選択肢を選び出す能力を持っている。
また、不足する知識は、推論を重ねる事で補って行き、
独自のアルゴリズムで判断して行く事が出来るとの事。
これは、「自らの意思を持つ」事を意味する。
好ましい方向へ進めば、人類に限りない貢献をしてくれるだろう。
しかし、逆の場合は、人類を滅ぼしかねない。
まさに、映画の「ターミネーター」の再来だ。
現在の世界情勢に目を転じると、矛盾に満ちている。
ロシア対ウクライナに加え、イスラエル対ハマスの対立、
そして、火種はそれ以外に、いくつも存在している。
一方で、国連の世界平和維持機能は、残念ながら今や期待出来ない状態。
さて、これらの事実を、AGIはどう判断するだろうか。
「統合」の労を取るのか、「排除」の方向に進むのか。
また、環境破壊が止まらない。
地球温暖化はさらに進み、それに伴い異常気象が頻発している。
AGIが、自分の「存在」を確保するために、人間の「存在」をどう判断するか。
幸いにして、AGIは、まだ開発の一歩を踏み出したばかり。
しかし、技術革新のスピードは、幾何級数的に上がり続けている。
この先の、人類の目覚めを祈るばかりだ。
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