« 「成長至上主義」に賛同! | トップページ | Wixでホームページを作成! »

2023年12月 9日 (土)

「童子経」読了

11月に読了した「実語教」に引き続き、「童子経」を速読した。

童子経は、鎌倉時代末期に書かれた、子供のための教訓書。
明治の初期まで使われたとの事。

仏教の教えを中心に、論語等の儒教の経典にある言葉を引用して
礼儀作法、言葉の使い方、教師への敬意、父母への孝行という
この世を生きる術をまとめている。

平安時代前期の天台宗の僧侶である安然(あんねん)の作とする説がある。
現時点では、最古の版としては、南北朝時代の1377年の書写版が
確認されている。

この童子経が一般に広まったのは、江戸時代だった。
実語教と共に、寺子屋でのテキストとして使われた。

実語教は、どちらかと言うと、小学生低学年向け。
「学ぶ事の大事さ」を訴求している。

それに対し、童子教は、小学生高学年向け。
だから、内容が深化している。
その特徴は、「一生を悔いなく過ごすための智恵」を
伝えようとしている点。

現在、世界情勢は、混乱の極みだ。
まさに、明日、何が起こっても不思議ではない。

逆に、この時期だからこそ、我々は再度、日本精神の原点に
立ち戻って、自らがどうあるべきかを深く考える事が
大事ではないだろうか。

孫たちが大きくなったら、実語教と共にこの童子教も、
一緒になって寺子屋のように素読したいものだ。

孫たちには、是非、健全な心の持ち主として育って
欲しいと強く願っている。

そのため、今回も、齋藤孝氏の著した「子どもと声に出して
読みたい童子教」を購入し、読みながら子供向けの説明方法を研究した。

これが、今後のじいじの役割だと、心得ている。

|

« 「成長至上主義」に賛同! | トップページ | Wixでホームページを作成! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「成長至上主義」に賛同! | トップページ | Wixでホームページを作成! »