« 毎日ジム通い! | トップページ | プラモデル「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」を完結! »

2024年1月15日 (月)

一人ひとりの生き方が国を支える

直近の月刊「致知」の特集は、『立志立国』。
この特集の中で、特に心が惹かれた方がいらっしゃった。

その方が、空手道禅道会創始者である首席師範小沢 隆氏
空手道禅道会は、日本最大規模の総合格闘技団体との事。

ここまでには幾多の苦難があったと思うが、その考え方はとてもシンプル。
この記事のタイトルにもなっている「与えられた『縁』の中で各自ができる事
を尽くす」に尽きるように感じた。

小沢氏は現在、空手を通じた武士道精神の普及のみならず、
青少年の自立支援や、ウクライナの支援にも力を注いでいらっしゃる。
まさに、無私の生き方を実践されているのだ。

「恐縮ですが、私には立志というような崇高な考えがあった訳ではなく、
目の前にあるご縁のままに動いてきたと言ったほうが正しいです。」

「私にとって困っている人を支援するのは、特別な思いでする訳ではなく、
道端でおばあちゃんが転んだら手を差し伸べてあげるのと変わりません。」

「自分の心の苦しみは、無意識から湧き上がって来るものです。
自分の心は、自分で意識できる範囲内にあると思い込んでいましたが、
実は、人間には膨大な無意識領域があり、そこから湧き上がって来るものが
自分の苦しみの本質だと気がついたのです。稽古はそれを省みるものです。」

「憎しみの気持ちを抱き続けている内は、目の前の景色は綺麗に見えません。
その憎しみの心を捨て去って、武道の礼儀に生きることが日本の侍の精神
なのだと痛感しました。」

「日本にもいつ有事があるかは誰にも分からないですよね。
そういう意味では、目の前の『縁』を大事に必死に取り組むしかないなと。
それが、結局何事においても一番の近道になると思うのです。」

「私たちが子供の頃って、お盆の時の迎え火を焚たいたりした時、
目に見えないものに対する畏れ、畏敬の念があったと思います。
そういう日常に深く根づいた文化が、私たちの人格のベースを築く一因に
なっていると思うんです。」

「こういう情緒感のベースの上に武道や文化、日本人の精神性が積み重なり、
それが志や願いに繋がって行くのです。」

「こうした文化を築いていくのは国や制度ではなく、
そこに生きる市井の一人ひとりです。
「私たち一人ひとりの生き方が、そのまま日本という国を造っている。
そのことを自覚し生きる事が、立志立国を語る上では不可欠だと思います。」

改めて、出会いを大切にし、真摯に生きる事の大事さを痛感した。

|

« 毎日ジム通い! | トップページ | プラモデル「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」を完結! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 毎日ジム通い! | トップページ | プラモデル「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」を完結! »