意識のステップアップ
マネジメント研修を始め、いろいろな研修を行う際、
「意識のステップアップ」について話す事がある。
意識には『階層』がある。
それらを段階を踏んで進める事で、
現状より高次元の意識を育てる事が可能となる。
それが、問題意識、当事者意識、役割意識、危機意識。
まず、「問題意識」。
問題意識が弱ければ、問題を問題として感じ取る事が出来ない。
例えると、アンテナの感度が落ちている状態。
対策は、いろいろなものに、まず「好奇心」を持つ事。
次に、「当事者意識」。
当事者意識が弱ければ、問題と感じても、
自分が対応すべき課題と認識出来ない。
例えると、対岸の火事状態。
対策は、「我が身」に置き換えて考える事。
さらに、「役割意識」。
役割意識が弱ければ、課題と感じても、
主体的自律的に行動する事が出来ない。
例えると、様子見の状態。
対策は、自分の役割を「大所高所」から捉える事。
最後に、「危機意識」。
危機意識が弱ければ、行動しても、
迅速さが伴わない事がある。
例えると、真剣さが足りない状態。
対策は、「後がない」と思う事。
我々を取り巻く環境は、激変の一歩を辿っている。
明日は、何が起こってもおかしくない。
このような状況の下で、先手を取って行動するには、
意識のステップアップが必要。
意識を高め、環境変化に的確に対応して行きたいものだ。
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