我が身を助けるオペラ演奏
ここ2週間程、体調が優れない。
耳鳴りが、ずうっと続いている。
これは、自律神経系のバランスが崩れているからなのかも知れない。
「気候」が不順な事もあるが、これは「ストレス」から来ていると感じている。
現在、三方に高い「壁」が立ちはだかっている。
正面にテコンドー、左翼に放送大学、右翼にイタリアオペラ。
どれもレベルが上がり、かなり努力を要する状況に。
自ら望んで挑んでいる壁だが、現時点では「希望の頂き」が転じてストレスに。
こういう時は、まずは心静かに過ごす事が大事。
大好きなプラモを作り、アニメ宇宙戦艦ヤマトを視聴してリラックスに努めた。
その上で、昨日の(土)、イタリアオペラのレッスンを受けて来た。
来月、発表会があるが、昨日初めて課題曲2曲を歌った。
1曲は年明け以来練習している曲で、もう1曲は私の大好きな「Non t'amo piu」。
Non t'amo piuは、これまでの発表会で3度も歌わせて頂いて来た。
するとどうだろう、レッスンが終わった時点で、体調が少し落ち着いた。
芸術性の高いNon t'amo piuの歌唱を通し、心と体が同期したのかも知れない。
自律神経系の乱れが、一部修復された感じ。
これは、初めての経験だった。
心豊かに歌う事により、過敏になった意識を癒してくれた模様。
なるほど、オペラと言う「音楽芸術」は、邪念を排除して
しっかりと向き合うと、魂を逆に浄化してくれるものなのだ。
壁は、私が勝手に作り出した虚像だったのかも。
この事を、今回改めて実感した。
まさに、「我が身を助けるオペラ」。
テコンドーも放送大学も、自意識過剰になっていたのかも知れない。
なぜ、テコンドーを始めたのか。
なぜ、放送大学で宇宙科学を学び始めたのか。
自分を追い込むのではなく、
原点に戻り、その「意味」を改めて問い直したい。
オペラがそうであったように、それらは自分のためにあったはず。
壁を「突破」するのではなく、壁を自分に「同化」させて行く。
いいヒントを与えてくれたオペラに、感謝しかない。
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