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2025年5月 3日 (土)

意義と意味

研修講師として講義を担当する時、いつも心掛けている事がある。

それが、仕事の「意義」と本人にとっての「意味」の両方を、
バランスよく伝える事。

その研修が、どんな内容の研修であれ、
受講対象者がどの階層であってもだ。

研修で大事な事は、本人がその気になって、
研修で気づいた事を、仕事や生活の場で「実行」する事。
この「実行」が伴わなければ、研修を受けた意味がない。

実行を促すためには、まず、その仕事の「大局的」な意義の理解が必要。
そのため、任された仕事が、組織の「使命」実現にどのように関係しているかを、
腑に落ちるように解説する。

自分の担当する仕事を、意気に感じて頂くためだ。

その上で、その仕事を行う上で、受講者の方々に
どのような「役割」発揮が求められているを、整理してお伝えする。

そして、その役割を果たす過程で、受講者のお一人おひとりの
「能力」が培われる事を力説する。

さらに言うと、自分の「キャリア」形成にとって必要な能力を、
その役割発揮をベースとして養うために、具体的にどのような事を
行って行けばよいかを、自ら考えるように促している。

つまり、全ての「仕事」は、「自らを育てる」ために存在しているとの認識
を持ってもらう事を狙いとしている。

言い換えると、自分の「キャリア」を豊かなものにするステップとして、
今の「仕事」を捉え直して欲しい旨を、水面下で訴え続けている。

ここで言うキャリアは、ビジネスキャリアに留まる事なく、
一生のスパンであるライフキャリアにまで及ぶものだ。

私の想いが、どの程度通じて居るかは、未知数。

しかし、残された研修講師としての活動期間の中で、
精一杯お伝えして行きたいと思っている。

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