仲間と訪れた「信州 松代研修ツアー」
15年前から、中小企業診断士仲間4名と共に、年1回楽しんでいる研修ツアー。
今年は、長野県松代を、1泊2日で訪れた。
旧松代藩は、江戸時代に信州で10万石を誇った藩。
松代に到着して、松代城跡、文武学校(旧藩校)、真田邸(旧藩主邸)を
順次歩いて見て回った。
その中で、一番印象深かったのは、文武学校だった。
この文武学校は、ほぼ全ての建物が、開校当初の位置に現存している
唯一の藩校で、国の史跡に指定されている。
確かに、敷地に足を踏み入れた時、タイムスリップしたような感覚に襲われた。
敷地の一番奥にあった槍術所の太い柱には、刀傷のような跡が残っており、
激しかった稽古を偲ばせる。
また、すぐ隣が松代小学校だった。
一応、塀では仕切られていたが、文武学校を始め周囲の環境に合わせて、
塀も校舎も瓦葺きとなっていた。
そして小学校の敷地内に、佐久間象山の像が、生徒たちを見守るように、
校舎に向かって建てられていた。
左手に望遠鏡、右手に地球儀を掲げて。
佐久間象山は、松代出身の藩士。
そして、地元では「しょうざん」ではなく、「ぞうざん」と呼ばれている事も、
今回初めて知った。
宿泊は、「松代温泉黄金の湯 松代荘」。
源泉掛け流しの天然温泉。
鉄分を多く含んでいるため、酸素と反応して黄金色に輝いていた。
その効用として、殺菌や傷の修復等、いろいろな効果があると
記されていた。
ご一緒させて頂いた仲間の高齢化に伴い、数年前から2泊3日が1泊2日に
短縮されたとは言え、今回も有意義な中味の濃い活きた研修だった。
2日目の早朝、朝湯から出た後、誰もいないロビーで、
テコンドーのトゥル(型)6つを、ひとりで演武した事も、いい思い出となった。
今後も、仲間と共に、人生の充実した時間を共有して行きたい。


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