判断と決断の違い
連日、月刊「致知」から、学びを得ている。
今回は、海上自衛隊の要職を歴任した真殿(まどの)知彦氏が
紹介された鈴木貫太郎の話し。
鈴木貫太郎は、先の大戦で国家消滅の危機に瀕していた我が国を、
終戦へと導いた内閣総理大臣。
その鈴木貫太郎に関する多くの逸話が掲載されていたが、
それを受け止め、真殿氏が示された以下の内容が、心に刺さった。
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これまでの経験を通じて、リーダーの一番大事な役割は、
「決断」することだと私は考えます。
「決断」と「判断」は、異なります。
データに基づいて行うのが「判断」であるのに対し、
「決断」は、拠所となる情報もない中で下さなければなりません。
その意味では、一つ間違えれば日本が植民地になる可能性もあった局面で、
鈴木貫太郎が下した終戦の「決断」は、とてつもなく重いもの
であったと言えます。
ゆえに上に立つ人は、日々真摯に「人格」を磨き、人一倍勉強を重ね、
独善に陥ることなく「信念」を持って「決断」を下さなくてはなりません。
そして、その際に大きな力を与えてくれるのが、「歴史」です。
人間の本質はどれだけ時代が経っても変わることはなく、
私たちが直面する難題克服のヒントを、
歴史上の先達が様々な角度から示唆してくれるのです。
世界の情勢が複雑さを増し、国のリーダーが難しい「決断」を迫られる今、
私は鈴木貫太郎をはじめとする様々な先達から得た学びを踏まえ、
元自衛隊幹部として「歴史」から学ぶという姿勢を貫き、
現代に役立つ教訓を導いて参りたいと考ます。
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まさに、我が意を得たりと思った。
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