2025年6月10日 (火)

「現代人の伝記」読了

この度、致知出版社から発刊された「現代人の伝記」2巻を読了した。

1巻目には、稲盛和夫氏他10名の方々、
2巻目には、鍵山秀三郎氏他10名の方々の
談話や対談記事が掲載されていた。

どの話も、その方の「人生哲学」を伺わせる
含蓄に満ちた内容で満ち溢れていた。

歴史上の人物の話も素晴らしいが、同じ時代を生きた
または生きている方々の体験談は、とても迫力があり、
また励まされた。

その中で、今回一番心に響いた言葉が、
「諦(あきら)める一歩先に必ず宝がある」
と言う言葉だった。

このナポレオン・ヒルの言葉を挙げられていたのは、
ル・クログループ オーナーシェフの黒岩功氏。

詳しいいきさつはここでは省略するが、
今、三方高い壁に囲まれチャレンジしている私にとっては、
黒岩氏が辿って来た生き様を含め、とても励まされるものがあった。

さらに、黒岩氏は、重ねて「思考は現実化する」と言う
ナポレオン・ヒルの言葉も紹介されていた。

「思考を現実化するには、「やり遂げる力」「諦めない心」「信念」が必要不可欠。」
「そして、それは「for me」ではなく「for you」、つまり己のためではなく、
誰かのためにという思いに至った時、初めて発揮される。」

私は、「夢しか実現しない」を、座右の銘のひとつとしている。

この夢を「信念(志)」と置き換えると、
ナポレオン・ヒルの言葉と重なって来る。

どちらも、諦める事なく、自分を信じて利他を目指し
地道に一歩ずつ歩んで行く事の重要性を語っているように思う。

疲れた時には、無理をせずに一旦立ち止まり、
一服してからまた歩み始めたいと思う。

その過程を、楽しめるような存在になりたい。

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2025年6月 3日 (火)

風邪で大変な事に!

先週(木)の夕刻から、本格的に体調を崩してしまった。
(金)のテコンドー稽古をお休みし、(土)(日)での回復を見込んで
自宅で横になっていたが、ひどくなるばかり。

やむを得ず、今週(月)にこれまでお世話になっていた耳鼻咽頭科へ伺った。
診断結果は、コロナでもインフルエンザでも百日咳でも
自律神経の不調でもなく、単なる風邪との事だった。

症状がどんどん悪くなっていたので、てっきり重病に罹ってしまった
と思い込んでいた。

そのため、ほっとはしたのだが、風邪でこんなにダメージを受けたのは初めて。
風邪でもここまで悪化するのかと、本当に驚いた。

今後は、過信せずに早期治療が不可欠だと思った。
その後、処方して頂いた薬を飲んだら、現在一気に回復に向かい始めている。

咳込んでまともに寝れない日々が続いたので、今日はゆっくりと過ごし、
明日からジム等を再開して、リハビリに努めたいと思う。

さらに今週(金)からは、研修が立て込んでいる。
研修後、そのままスーツでテコンドー道場へ向かう日々が、
7月末まで続く事になる。

仕事があって幸せなのだか、宿泊出張の後そのまま向かう日もあるので、
若干つらいかなと思っているのが、実は本音。

一方、今回の重症化には、ストレスが関係していたと思っている。
そのため、今一番ストレスを被っている放送大学の量子力学の勉強を
一旦中断する事とした。

チャレンジしているテコンドーとイタリアオペラは、
練習すれば上手くなる手応えがある。

しかし、量子力学の世界は、学べば学ぶ程、分からない事が増えて行くばかり。
まさにストレスの塊。これは堪らない。
少し時間を置いて、気持ちを落ち着かせたい。

今月下旬には、イタリアオペラ発表会と
上手く行けばテコンドー進級審査が待っている。

本業の研修と共に、これらのハードルを乗り越えるため、
まずは体調を万全に整えたい。

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2025年5月25日 (日)

5年ぶりに訪れたH倶楽部

コロナ禍が本格的に始まった2020年まで、足掛け18年間通っていたH倶楽部。
途中で独立したため、法人会員から個人会員へ切り替えた時期もあったが、
トレーニングに週3回励んで来た。

H倶楽部は、ウェルネスクラブと銘打っているだけあって、
心身のリフレッシュには最適な空間だった。

特に独立当時は、ストレスの掛かった状態が続いていたため、本当に助かった。

ストレッチエリアで体をほぐし、ジムエリアで筋トレを行う。
スタジオエリアでエアロビクス等を行い、
プールエリアでさらに有酸素運動を行う。

着替えた後は、ゆったりとしたラウンジで一服する。
まさに至福のひと時だった。

しかし、コロナ禍で状況は一変。
東京へ通う事を、妻からたしなめられた。
感染して孫に移したらどうするのと。
その結果、やむを得ず2020年5月に退会した。

その後は、近所にあるエニタイムで筋トレに励んで来た。
ただし、筋トレ専用ジムなので、心のメンテナンスは望めない。

この中、H倶楽部の近くにある大学病院に、ここ数年通い始めた。
先日、診察を終えた後、ふと思い付いた。
「今月で、H倶楽部を退会して、ちょうど5年だ。」

インストラクターの皆さんは、どうして居るだろう。
ホームページを見ると、お世話になった方々が数人、まだ在籍されて居た。
こうなると、会いたい気持ちが沸いて来た。

見学の予約も取らずに、いきなり訪問。
しかし、フロントのHさんに快く迎えて頂いた。
「お久しぶりです!お元気でしたか。」

その後、懐かしい各エリアを一緒に回った。
担当インストラクターだったNさんが、ちょうどいらっしゃり、しばし歓談。

昔馴染みのメンバーの皆さんからも数人、声を掛けて頂いた。
皆さん、お元気そうで何よりだった。
これも、「縁」の取り持つ関係か。

しかし、H倶楽部に復帰する事は、もうないだろう。
ひと時代を過ごさせて頂いたH倶楽部には、感謝しかない。

その気持ちを込めつつ、H倶楽部を後にした。

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2025年5月23日 (金)

ベビーカステラ持参で道場へ

先日、テコンドー戸田道場へ、ベビーカステラ持参で出掛けた。
本来の用件は、朴師賢へ本の届け物をするためだったが。

外来先から一旦自宅に戻り、不在の内に届いた本を
さっそくお渡ししようと自宅を出た。

北与野駅まで来ると、ベビーカステラのフードカーが来ていた。
とても美味しそうな臭いが、漂って来る。

これから戸田道場へ向かうと、ちょうど少年部の時間となる。
そうだ、これを差し入れて上げよう。

今まで買った事はなかったが、思い切って出来たての32個入りを購入した。
1個プレゼントしてくれたので、その場で頂いたが、とても美味しかった。
これは、いい買い物をした。

案の定、子供たちは、とても喜んでくれた。
師賢が余った分を保護者の方々にもお配りされていたが、こちらも大好評。

ちょうど、低学年と高学年の交代の時間だったので、当日来ていた小学生
全員にプレゼントする事が出来た。

私は大宮道場に通っているが、時々、戸田道場へお伺する機会があり、
少年部の皆が頑張っている姿を前から見ていたので、
ご褒美としてタイミングがよかった。

皆お礼を言いに来てくれたが、中には、何回もありがとうございましたと
挨拶に来る子が居て、感心してしまった。
これも、武道を習っている所以だろうか。

付録の話しをすると、ベビーカステラを作って頂いていた2分間に、
女性スタッフの方と親しく会話した結果か、素敵な手さげ袋を付けて頂いた。

「これはテコンドー道場への差し入れなんです。頑張っている子供達へね。」
「そうなんですか。子供達はベビーカステラ好きですからね。
実は私もかつて空手をしていました。」
「本当ですか。どこまで行かれましたか。」
「黒帯まで行きました。」
「それは凄い。これから一緒にテコンドーをしましょう。」
「テコンドーをなさっているのですか。」
「はい、今70ですが、69の時に始めました。」
「お若いですね。」

北与野駅に戻って来て、子供達に喜んでもらった報告をしようとしたら、
お客様の行列が出来ていて、その間が取れなかった。
またいつか、出会った時にお話ししたいと思った。

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2025年5月21日 (水)

我が座右の銘とは

生きて行く上で指針とする言葉は、皆持っていると思う。
我が人生を振り返って見ると、一番最初に感得した言葉は、
以下の故事成語だった。

『精神一到何事か成らざらん』

人生最初の試練であった中学入試に合格した時、得た言葉。
後で、これが「朱子語類」に由来するものと知った。

しかし、高校・大学・社会人になった後は困難の連続。
自分に言い訳して、勝負から逃げる自分がいた。

その後、残りの人生を掛けて、50歳の時に勤めていた会社から独立した。
最大の試練だったが、本当の勝負はここからだと思った。
その時出会った言葉が、以下の言葉。

『夢しか実現しない』

この言葉は、私にとって衝撃的だった。
正確に言うと、夢は実現するためにあり、夢しか実現しない。

この夢は、幻(まぼろし)の意味ではなく、志(こころざし)と捉えた方が
分かり易いかも知れない。
志を待って道を歩み続ける事が、何よりも大事。
すると、自ずと道が拓かれて来る。

その道を歩む過程で、いろいろな方々に出会って来た。
子供から大人まで。
さらに国籍・信条等も様々。

さらに言うと、人間だけではない。
自然、特に海の生物から、数々の啓示を受けて来た。
全てが、「縁」のなせるわざ。

ここで、心に響いた言葉が、以下の言葉。

『敬天愛人』

天を敬い、人を愛する。
これは、西郷隆盛が好んで揮ごうした言葉。

ここに上げた3つの言葉は、今も私を支え続けている。
これからも、諦める事なく、信念に基づき、天地人に感謝し、
充実した人生を過ごして行きたい。

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2025年5月14日 (水)

承認欲求からの卒業

月刊「致知」の最新号に、JFEホールディングス名誉顧問の數土文夫氏と
明治大学文学部教授の齋藤 孝氏の対談記事が掲載されていた。

「読書立国への道」と言うタイトルでの対談だったが、
読書に関して以外でも、大いに啓発された点が多々あった。

そのひとつが「承知欲求」からの卒業。
齋藤氏が、以下のように述べられていた。

「「学問のすゝめ」で福沢諭吉は、
『「独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼するものは必ず人を恐る、
人を恐るる者は必ず人に諛(へ)つらうものなり』と述べています。
「逆に人は肚で覚悟を決めると、他の人からの承認が必要なくなる。」
「私は承認欲求が日本人の成熟を遅らせていると常々思っているんです。」

「大人になるラインがどこかというと、承認欲求から脱皮する時です。」
「18歳になったら、認められたいという承認欲求から脱却しないといけない。」
「ブッダが「ただ一人歩め」と言っているのも、一人で歩く覚悟を持て
ということではないかと思うんです。」

まさに慧眼だと思う。
しかし、18歳でその域に達するのは、至難の業かも知れない。

褒めて育てると言うのは、動機づけ理論で言う「承認欲求」を満たして上げる事。
まずは、これが必要だろう。

しかし、成長欲求には、もうひとつある。
それが、「自己実現欲求」だ。

これは、自分でハードルを掲げ、それをクリアして行く事に喜びを見出す欲求。
周りからの褒め言葉や称賛は、あまり効き目がない。

この自己実現欲求は、「主体的自律的行動」を取る事を促す。
人に頼らず自立し、自らを律して勇気ある一歩をためらわずに踏み出す。
まさに、プロフェッショナルの取る行動様式だ。

組織では、このような「自己実現欲求」を持つ人を育てる事が、
求められている。

そして、自らのキャリア開発を考える場合は、
自分で自分を「自己実現欲求」を持つ人に育てる事が大事。

そのためには、小さな成功体験を積み重ねて、
自信を付けて行くのが一計かも知れない。

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2025年5月11日 (日)

我が身を助けるオペラ演奏

ここ2週間程、体調が優れない。
耳鳴りが、ずうっと続いている。

これは、自律神経系のバランスが崩れているからなのかも知れない。
「気候」が不順な事もあるが、これは「ストレス」から来ていると感じている。

現在、三方に高い「壁」が立ちはだかっている。
正面にテコンドー、左翼に放送大学、右翼にイタリアオペラ。
どれもレベルが上がり、かなり努力を要する状況に。

自ら望んで挑んでいる壁だが、現時点では「希望の頂き」が転じてストレスに。
こういう時は、まずは心静かに過ごす事が大事。

大好きなプラモを作り、アニメ宇宙戦艦ヤマトを視聴してリラックスに努めた。
その上で、昨日の(土)、イタリアオペラのレッスンを受けて来た。

来月、発表会があるが、昨日初めて課題曲2曲を歌った。
1曲は年明け以来練習している曲で、もう1曲は私の大好きな「Non t'amo piu」。
Non t'amo piuは、これまでの発表会で3度も歌わせて頂いて来た。

するとどうだろう、レッスンが終わった時点で、体調が少し落ち着いた。
芸術性の高いNon t'amo piuの歌唱を通し、心と体が同期したのかも知れない。
自律神経系の乱れが、一部修復された感じ。

これは、初めての経験だった。
心豊かに歌う事により、過敏になった意識を癒してくれた模様。

なるほど、オペラと言う「音楽芸術」は、邪念を排除して
しっかりと向き合うと、魂を逆に浄化してくれるものなのだ。
壁は、私が勝手に作り出した虚像だったのかも。

この事を、今回改めて実感した。
まさに、「我が身を助けるオペラ」。

テコンドーも放送大学も、自意識過剰になっていたのかも知れない。

なぜ、テコンドーを始めたのか。
なぜ、放送大学で宇宙科学を学び始めたのか。

自分を追い込むのではなく、
原点に戻り、その「意味」を改めて問い直したい。

オペラがそうであったように、それらは自分のためにあったはず。
壁を「突破」するのではなく、壁を自分に「同化」させて行く。

いいヒントを与えてくれたオペラに、感謝しかない。

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2025年5月 9日 (金)

ソフトクリップ塗装棒を入手

コロナ禍で余裕が出た時間を活用し、小学校以来のプラモデル作りを
再開して、約4年間が経過した。

これまで、宇宙戦艦ヤマトシリーズとフロントミッションシリーズを、
合計150機近く製作して来た。

その際、当然の事ながら道具が必要となる。
最初の頃は、プラモ関係の本を参考にして、最低限の道具を揃えた。
その後は、必要に応じて、随時買い足して来た。

60年前の小学生時代と違い、模型製作の道具も、格段の進歩を遂げている。
それに伴い、道具のお値段も結構するものが多い。
まともに購入していたら、大変な事になる。 

そこで、頼りにして来たのが、100円ショップの商品。
特に、化粧品やネイル関係で流用出来るものを、数々見つけて来た。
例えば、綿棒やフェイスブラシ、ネイル磨きや薄皮はがし等。

主に、「組み立て」の前後や最後の「仕上げ」の工程で役に立ってくれている。
一方、「塗装」となると、やはりプラモ専用の道具が必要となる。

その塗装道具の中で、最近購入したものがある。
それが、「ソフトクリップ塗装棒」。

塗装棒とは、部品を塗装する時に使用する、ワニ口クリップが付いた細長い棒。
ワニ口で各部品を挟み、エアガン等で塗装する時に役立つ。
塗装後は、そのまま棒を台に差して、乾燥させる。

これまで持っていた塗装棒のワニ口は鉄で出来ており
まさにワニの歯のようにギザギザになっている。
部品をしっかり掴むにはいいが、場合によっては部品表面を傷付けてしまう。

表面に出ない部分を掴む場合には支障がないが、
やむを得ず、表面の一部を掴まざるを得ない場合もある。
その場合は、紙テープ等を挟む等の工夫もあるが、やや面倒。

そこで役立つのが、ソフトクリップ塗装棒。
これは、クリップの先に、ゴム製のカバーが付いている商品。
部品を傷付ける心配がない。

今回は、20本がセットになった商品を購入した。
ちょうど、塗装棒を補充したいと思っていたので、タイミングもよかった。

まだ使用していないが、今後使いたい場面が出て来るだろう。
これらの道具を活用し、さらに見栄えのいいプラモ作成を目指したい。

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2025年5月 5日 (月)

武道で養われる集中力

先週の(土)、孫の優真(小4)と、テコンドーの合同練習を初めて行った。
場所は、優真が住んで居るマンションに付属するミニ体育館。

優真は、再来週に開催される大会を目指しての練習。
4月下旬から毎週末、この体育館で自主練習しているとの事。

私は、来月の昇級審査を控えての練習。
自宅で審査課題を練習しているが、広い場所で練習出来るに越した事はない。

10:00から練習を始めたが、実際には別々に練習を行った。
優真は緑帯(6級)、私は黄(8級)なので、課されている課題が違う。

約30分程経った所で、優真の両親がやって来た。
ここで、両親と弟の直輝(4歳)の前で、優真がトゥル(型)の演武を始めた。

大会では、3人の審判が旗判定をする。
そのため、人前で演武して、その雰囲気に慣れる事も大事。
両親はテコンドーを習っていないが、見よう見まねで、アドバイスをしていた。

私は、端で自分の練習をしながら横目で観察していたが、
優真が何回か演武をした後、これは指摘しなければと思い、遂に口出しした。

「優真、周りを見るな。」
「トゥルだけれど、目の前に相手が居ると思って、前方に『集中』しろ。」
「前回の大会でも、審判の方を見ていただろう。」
「それでは、いくら型が出来ていても勝てない。」

少し厳し目だったかも知れないが、武道である以上、
脇に目をそらす事があってはならない。

両親は、そこに気づいていなかった模様。
経験がないと言う事は、そういう事だ。

この「集中」、実は前日のテコンドー修練時、私が師範に指摘された点でもある。

進級審査では2人1組で約束組手をするのだが、師範相手にこの組手を行った。
その際、「私の目を見ろ」と言われたのだ。

つい遠慮して、胸元を見ていた。
自分が今、何を行っているのか、考えの浅さを痛感させられた瞬間だった。

この「集中」、気が緩んだり邪念が入ると散漫になる。

『一意専心』

これは、武道に限らない。
物事に取り組く時、改めてこの言葉を噛み締めたいと思う。

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2025年5月 3日 (土)

意義と意味

研修講師として講義を担当する時、いつも心掛けている事がある。

それが、仕事の「意義」と本人にとっての「意味」の両方を、
バランスよく伝える事。

その研修が、どんな内容の研修であれ、
受講対象者がどの階層であってもだ。

研修で大事な事は、本人がその気になって、
研修で気づいた事を、仕事や生活の場で「実行」する事。
この「実行」が伴わなければ、研修を受けた意味がない。

実行を促すためには、まず、その仕事の「大局的」な意義の理解が必要。
そのため、任された仕事が、組織の「使命」実現にどのように関係しているかを、
腑に落ちるように解説する。

自分の担当する仕事を、意気に感じて頂くためだ。

その上で、その仕事を行う上で、受講者の方々に
どのような「役割」発揮が求められているを、整理してお伝えする。

そして、その役割を果たす過程で、受講者のお一人おひとりの
「能力」が培われる事を力説する。

さらに言うと、自分の「キャリア」形成にとって必要な能力を、
その役割発揮をベースとして養うために、具体的にどのような事を
行って行けばよいかを、自ら考えるように促している。

つまり、全ての「仕事」は、「自らを育てる」ために存在しているとの認識
を持ってもらう事を狙いとしている。

言い換えると、自分の「キャリア」を豊かなものにするステップとして、
今の「仕事」を捉え直して欲しい旨を、水面下で訴え続けている。

ここで言うキャリアは、ビジネスキャリアに留まる事なく、
一生のスパンであるライフキャリアにまで及ぶものだ。

私の想いが、どの程度通じて居るかは、未知数。

しかし、残された研修講師としての活動期間の中で、
精一杯お伝えして行きたいと思っている。

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