2023年11月28日 (火)

「成長至上主義」に賛同!

月刊「致知」に、素晴らしい談話が掲載されていた。

それが、慶應義塾高等学校野球部監督 森林貴彦氏と
金蘭会中学校バレーボール部監督 佐藤芳子氏の談話。

タイトルが、『チームづくりの要諦は、人間力にあり』となっていた。

森林氏は、この夏の甲子園で、107年ぶりに優勝をもたらした。
一方、佐藤氏は、全国大会で4連覇を果たした強者だ。

談話を読む中で、このお二人の選手育成に関する深い思いを知った。
以下、特に感じた箇所を抜粋。

(森林氏)
「私も佐藤監督と同じ思いで、目の前の人を「太い人間」に育てたい。

「他のスポーツもそうですけど、高校野球は特に勝利に囚われている
ところがあると思うんです。」

「もちろんスポーツで勝利を目指すのは当たり前なんですけど、
勝利至上になってしまうと、手段を選ばず勝てばいい、
勝った者が偉くて、負けたら何も残らないとなってしまう。」

「しかし、スポーツは本来そういうものではないと私は思っています。」

「勝利至上ではなく、『成長至上主義』を追求していきたい。
生徒たちの「プレーヤーとしての成長」も含めて、
「人としての成長」を追求して行きたいんです。

「そのためには私自身も成長し続けなければなりません。」

「「致知」には80歳、90歳で頑張っていらっしゃる方が
たくさん登場なさっていますから、50歳の私は、
まだまだ成長して行かなければならないと、肝に銘じています。」

「「人として成長」し、「プレーヤーとして成長」し、
そしてチームが「一体感を持って成長」すれば、自ずと結果はついて来る。」

「そう信じて、これからも、生徒と共に『人間学』を学び続けて
行きたいですね。」

こういう指導者・教育者が、本当に望まれる。
孫たちの成長を考えると、なおさらだ。

ビジネスメンターを目指す私としても、「人そのものの支援」と言う
観点から、全く同感の意を強く持った。

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2023年11月27日 (月)

「論語物語」が実に興味深い!

下村湖人氏が著された「論語物語」を、先週から読み始めた。

下村氏は、小説「次郎物語」で有名な方であると同時に、教育者でもあった。
その下村氏が、断片的な言葉で綴られた「論語」を、いくつかの言葉を
繋げてストーリーとしてまとめられたのが、「論語物語」だ。

論語499章句の中から、130章句を引用されている。
それらを組み合わせて、28個の興味深い短編として、
1冊の本に著されている。

読んでいると、孔子が弟子たちと問答している姿が、
瞼に浮かんで来る。

これまでも、論語の解説書を、何冊か読んで来た。
その時は、問答の様子を、自分なりに想像を膨らませながら
味わっていた。

ただし、その際は、一つひとつの言葉の解釈だけに止まっていた。
そのため、別の言葉との関係まで思いが及ばす、何か味気なさを感じていた。

それが、このように幾つかの言葉を関連付けて、物語として
著して頂けると、これまでとは違う感慨深さを感じる事が出来た。

これが、小説家ならではの真骨頂なのかも知れない。

人によっては、このようなまとめ方を、よしとしない方も居るだろう。
なぜならば、著者の考えが入るからだ。

論語純血主義の方々からすれば、これは許し難い行為だと思う。

しかし、論語は、それを読む方に、自分なりの解釈を認めて
いるような気がする。
私は、そのようなおおらかさを、論語から感じている。

逆に、だからこそ、論語の真理を知りたいと思い、深く味わおうと努力する。

「論語物語」は、論語の心に近づくためのヒントを、
与えてくれているような感じがする。

まだ、半分程度しか読み進めていない。

後半分を、自分なりにじっくりと味わいながら、
そして、ワクワクしながら読んで行きたい。

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2023年11月24日 (金)

孫にリュックを購入した

孫である小2の優真が持っているリュックの容量が、足りなくなって来た。
それが、ノースフェイスのリュックで15L。
優真が保育園の時に、私の次女がネットで購入したものだった。

ものは良かったが、最近は、A4の冊子等大きなものがそのまま入らない
と言うデメリットが出て来た。

そこで、私が、クリスマスプレゼントとして大き目のリュックを
買って上げる事とした。
こうなると、自然と力が入る。

事前に、石井スポーツさいたま新都心店へ出向き、
リュックの候補を選ぶ事とした。

石井スポーツは、登山やアウトドア用品の品揃えで有名なお店。
私も、これまで長い間、お世話になって来た。

ただし、久しぶりにリュックコーナーへ行ったところ、
品物が多過ぎて迷うばかり。
このような場合は、相談に乗ってもらうのが一番。

そこで、リュックに詳しいと言う店員のYさんに選んで頂いた。

次女からは、20~25Lが希望と聞いていた。
それに加え、私からは、取り扱いが乱暴だろうから丈夫で、
なおかつ軽量と言う条件をお伝えした。

その結果、20L1個、22L2個、25L2個を選定して頂いた。
その日は平日で空いていたので、丁寧に説明をお伺いする事が出来た。

昨日、次女と優真と共に、お店に出向いた。
先日選んだ候補を、優真に順に背負ってもらった。

その結果、以下のリュックを購入する事にした。

● THE NORTH FACE Roundy アーバンネイビー 22L/NMJ72358) 12,980円

決めるに当たっては、Yさんに、背負っ時の肩当たりを確認したり、
ベルトの最適位置を調整したりして頂いた。

やはり、リアル店舗で、プロに選んで頂いたリュックは、
「信頼感」が違う。

このリュックならば、高学年まで使えるだろう。
優真には、永く愛用してもらいたいと思った。

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2023年11月22日 (水)

「三字経」読了

今日、「=子どもの人間力を高める=三字経(さんじきょう)」を読了した。
著者は、齋藤孝氏。

この書は、中国の宋代に作られた初学者向けの教科書とされている。
『三字四行』を基本として、一つの話しが簡潔にまとめられている。

とても語感がよいため、唱えると頭にすうと入って来る。
そのため、中国では、今でも子供用の啓蒙書として読まれているとの事。

日本でも、幕末に「本朝三字経」と言う日本版が作られたと記されていた。

内容としては、「学ぶ」大切さが、何度も繰り返し強調されている。
ベースとして、儒教の徳目が随所に登場する。

例えば、冒頭の言葉は、以下のとおり。

人之初(人の初め):人の初めを考えてみよう
性本善(性もと善):人の性質は、もともと善良なものである
性相近(性あい近し):生まれ持った性質は、似たようなものである
習相遠(習いあい遠し):しかし、学びや習慣によって、差が生じることとなる

この言葉の原点は、「論語」陽貨(ようか)篇に収められた言葉。
学びやその習慣が、人間の成長にとって不可欠という教え。

確かに、そのとおりだと思う。
「学び」がなければ、独善に陥ってしまう。

そして、学びの深さも大事だ。

単なる「知識」の習得のみでは、物足りない。
それを、「智恵」のレベルまで引き上げる事が重要。

まず、経験を通して「経験智」に高める。
その上で、いつでも発動出来る「実践智」まで磨き上げる。

ここまで達すると、「学び」が自分のものとなる。
さらに、他者に伝授する事が出来るようになり、
世のために尽くす事につながる。

この「実践智」が潜在意識に刷り込まれると、意識するしないに関わらず
言動ににじみ出る事となり、オーラを発し始める。

「学び」の深さは、自分自身の品格に関わって来る。
心して臨みたいものだ。

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2023年11月20日 (月)

孫と共に「J:COM秋まつり2023」へ

昨日(土)に、3歳の孫である叶と共に、「J:COM秋まつり2023」へ行って来た。

=地域の皆さまに感謝を込めて=と言うように、入場は無料。
場所は、孫が住むマンションの隣だったので、行くのは楽そのもの。

11:00開始だったが、ベランダから見ると、20分前から列が出来初めていた。
大規模マンションなので、ほとんど当マンションの住民の親子と思われた。

今回は、父親も同行してくれるとの事だったので、助かった。
私の娘である母親は、インフルエンザに感染し自宅待機状態だった。

会場には、いろいろなコーナーが設けられていた。

まず向かったのが、「大宮警察署」のコーナー。
ベランダからパトカーと白バイを、叶が目にしていたのだ。

さっそく、白バイに跨がせてもらった。
まず、私が跨がり、その前に叶を座らせた。
ハンドルを握らせたが、やっと届く程度。

でも、ご満悦の表情だった。
トミカでも、白バイやパトカーをいくつも持っている
大好きな車種だったのだ。

来年は、ハンドルも、楽々届くようになるだろう。
私も、1600ccを誇る大排気量の白バイに跨がると言う貴重な経験を
させて頂いた。

縁日コーナーでは、父親と共に「ピンボール」を楽しんだ。
賞品は、アニメのイラストが描かれたノート2冊とお弁当箱だった。

最後に「移動動物園」で、ミーアキャットやふくろう、陸上カメ等を
興味深く見入っていた。

イベントブースでのものまねショーや、キッチンカーでの買い物はパス。
時間を追うごとに人が増え、どのコーナーも、長蛇の列。
こうなると、待つだけで飽きてしまう。

その代わり、帰りに、近所のセブンイレブンに寄り、好きなお菓子を
買って上げた。

短時間ではあったが、叶にとっては刺激のある時間になったに違いない。
それが証拠に、帰宅してから、母親に今日の出来事を一所懸命に
話していたとの事。

また、叶と、いろいろな所へ出掛けたいものだ。

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2023年11月16日 (木)

真のリーダーとは

直近の月刊「致知」に、海将・海上幕僚副長 真殿知彦(まどの ともひこ)氏の
談話が掲載されていた。

その中で、リーダーの役割として話されていた内容に共感を覚えた。

「日本人は清廉潔白、高潔な人物を理想のリーダーとして求めてしまいがち
ですが、私は人格的な要素と共に、リーダーとしての「役割」を重視して
来ました。」

「1つ目は、「将来のビジョンを示す」こと、
 2つ目は、「組織のパフォーマンスを向上させる」こと、
 そして一番大事なのが、「決断する」ことです。」

「この3つの役割を果たしていくためには、 十分な経験と学ぶ姿勢、
 原因と結果の因果関係から「教訓」を導く見識が求められます。」

「リーダーは、「リーダーにしかできない仕事」に集中し、後は部下に任せる。」

「リーダーは自分の利益ややりたいことを実現するためにその地位を
 利用するのではなく、あくまでも「人材、組織の可能性をいかに最大限発揮
 させていくか」を第一に考えるべきです。

「人の上に立つことは、「人に厳しいことをやらせる」ことでもあります。
 そんな時にリーダーが怠けていれば、当然部下が付いて来るはずもない。」

「私が仕えたある上司は、少しでも空いた時間があれば、熱心に
 古典や歴史の本を読んで勉強していました。
 そういう背中を日々見ているからこそ、何を言われても安心して付いて
 行く事が出来ました。」

「ですので、誰よりもまずリーダー自身が「己を厳しく律して努力し続ける」、
そ の姿勢が信頼や人望を生み、強い組織や人材を実現する土台となって行く
 のだと思います。」

まさに、その通りだと痛感する。

リーダーにまず求められる事は、セルフマネジメント。
つまり、『自律』だ。
自分を律する事が出来ずして、どうして組織を治める事が出来るだろうか。

その上で、勉学に励み、自分の揺るぎない「軸」を打ち立てて行く。
そして、その軸に沿い、ビジョンを掲げ語り掛けて行く。
事態が発生した時は、その軸に従い、決断し行動に移して行く。

『軸』のあり方が、雌雄を決する事になる。
リーダーたる者は、心して自分を高める事が求められる。

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2023年11月14日 (火)

27回目のイタリアオペラ発表会終了

11/12(日)に、27回目のイタリアオペラ発表会が、無事終了した。

今回の発表会のタイトルは、「サンタさんが早く来ちゃった会」。
いつもは12月開催だが、会場が取れずに早めの実施となった。

「発表会」と記したが、先生の意向で、"楽しみのある軽い会"にしたいとの事。
7月に行う発表会と区分し、生徒の負担にならないように配慮しつつ、でも
他の方々の演奏を聴くことにより、自らの振り返りの場にして欲しいとの考え。

そのため、今回は、メンバー有志による、ハンドベル(ミュージックベル)の
演奏も、演奏の最後に行われた。

私もそのメンバーとして、事前練習に参加していた。
しかし、その後のサンタイベントとの関係で、結果的には他の方に代わって
頂いた。

実は毎年、会の最後に、私がサンタクロースに扮し、ダンスパフォーマンスを
ご披露すると共に、先生に用意して頂いたお菓子を子供たちへ配っている。
発表会と言っても、ほとんどが子供たちによるピアノとお歌が中心なのだ。

ダンスパフォーマンスは、大それたものではない。
自分なりにアレンジした自由な振付で、私自身も楽しんで踊っている。
しかし、過去26回も演じていると、だんだんマンネリになって来る。

そこで今年は、トナカイに参加してもらう事にした。

今年7月の発表会から、ピアノ演奏に復帰した中1のSくんに声を掛けた。
トナカイカチューシャを頭に付け、鈴を鳴らして、一緒に演じてくれないかと。
大人しい青年だったので、どうかなと思ったが、快く引き受けてくれた。

事前練習もなく、まさにぶっつけ本番。
当日の朝、軽く打合せはしたが、それに沿って動いてくれたのは、
座っていた客席から、鈴を鳴らしながらサプライズで出て来た部分だけ。

ここは、観衆の皆様も意外だったようで、大いに受けた。
しかし、それがプレッシャーになったのか、その後の動きがぎこちないものに。
でも、それが皆には新鮮だったようで、これまで以上に笑顔で一杯となった。

肝心のオペラ歌唱の方は、先生からお褒めの言葉を頂いた。
よく、声が伸びやかに響いていたと。
まあ、これは、今回の会場の音響効果のお蔭もあったと思う。

今回は、運営スタッフが足りなかったため、私の長女にも来てもらった。
長男を出産するまで、実は長女も先生にオペラを習っていたのだ。
久しぶりの再会に、先生・長女とも、お互いの癒しの時間になっていたようだ。

今後も、いろいろな意味を込めて、イタリアオペラ歌唱に励んで行きたい。

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2023年11月 9日 (木)

放送大学通信指導を提出

昨日、放送大学で現在受けている科目の、通信指導を提出した。

いわゆる中間テストだ。
従って、範囲は15章の内、前半の7章。

提出した科目は、「生物の進化と多様化の科学」。
これは、昨年度取得した『宇宙・地球科学エキスパート』の選択科目の1つ。

各種エキスパートは、放送大学が定めた認証制度。
ある分野の体系的な学習を促すため、設けられている。

『宇宙・地球科学エキスパート』については、全部で18科目ある。
その内、10科目を取得すると、この認証を受けられる。
私の場合、選択した10科目に合格したので、認証を得る事が出来た。

しかし、真のエキスパートとなるためには、これでは物足りない。
まだ学習していない科目が、8科目もある。

そのため、今年度に入ってから、この8科目を順に受講する事とした。
ただし、ペースダウンし、1科目ずつ着実に学習する考えに切り替えた。
今回の「生物の進化と多様化の科学」は、その一環として選んだ科目。

これまでに単位取得した科目は、全て最高ランクの特Aで合格。
こうなると、今後も特A評価を目指したい。

なので、今回は中間テストではあったが、満点を目標にして試験に臨んだ。

ネットでの受験だったので、終わると同時に採点結果が画面に表示される。
難しい設問もあったが、無事、満点を取得する事が出来た。
これで、来年1月に実施される単位認定試験を受験する資格を得た事となる。

学ぶ事は、本当に楽しい。
世の中、分からない事ばかり。
特に宇宙に関しては、分からないを通り越して、まさに神秘の世界。

これからも、楽しみながら、学びを深めて行きたい。

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2023年11月 8日 (水)

「実語教」を再読した

この度、「実語教」を再読した。
前回読んだ時期は、2013年2月だったので、何と10年ぶりと言う事になる。

「実語教」は、平安時代末期に書かれた書。
空海の作と言う説もあるが、真否は不明。

鎌倉時代に広まり、江戸時代では寺子屋の教科書となり、
日本人の精神的支柱の形成に大きく貢献した。

なぜ再読したのか。
それは、いつか孫たちと共に素読をしたいと思ったから。

初孫の優真が2015年に生まれたので、改めて読み直し、
孫たちへの内容の説明の仕方を検討したいと思ったのだ。

そのため、今回は、齋藤孝氏の著した「子どもと声に出して読みたい実語教
日本人千年の教科書」を購入し、読みながら子供向けの説明方法を研究した。

実は、「論語」の教えが、実語教には数多く入っている。
そして、その実語教の言葉が、福沢諭吉の「学問のすすめ」にも引用されている。

この事実からも、実語教の位置づけが、昔の日本の市中で
如何に大事なものだったかが推察出来る。

福沢諭吉が引用した代表的に言葉として、以下が知られている。

「玉磨かざれば光無し。
光無きをば石瓦(いしかわら)とす。
人学ばざれば智無し。
智無きを愚人とす。」

人は、生涯学び続け、智恵を身に付ける事が大事と言う主旨。

それ以外にも、両親・先生・目上の人への礼儀、兄弟・友達・後輩との
付き合い方等、人が人間社会で生きて行く中で、欠かせない大事な要素が、
例えを交えて分かり易く説かれている。

混乱を極める今の日本。
軸足が定まらず、外交を取ってみても、何か頼りない。

この時期だからこそ、我々は再度、日本精神の原点に立ち戻る
べきではないだろうか。

この事を、孫たちに伝えて行きたい。

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2023年11月 7日 (火)

優真の運動会に思う

今日の午後、小2の優真の運動会があった。
今回の運動会は、実に2回の開催日変更による結果、実施された。
2回の変更とも、インフルエンザ感染が原因だった。

そして、今日も豪雨予想のため、午前が午後へと急遽変更となった。
まさに、何が起こるか分からない典型的な例。
しかし、平日の午後にも関わらず、多くの保護者が来られていた。

仕事よりも、我が子の成長を見守りたいという、熱い想いが伝わって来た。
優真宅も、今日お休みのパパと、ママも仕事から早退して駆け付けた。
そして、じいじの私も参加。

ただし、開催は、感染予防のためか、学年ごとに分かれての実施だった。
何とも寂しい限りだが、やむを得ない。
2年生は、13:55~14:25の30分間だった。

演目は、踊りとゲームの2種目。
数週間前、優真と徒歩競争の練習をしたが、これは来年持ち越しとなった。

踊りは、「表現「ミックス★ナッツ」」だった。
元気よく踊る優真が、まぶしかった。

ゲームは、「ボール★運びリレー」だった。
内容は、4人1組で大きな布の上に乗せた大玉を、
コーンを折り返して運ぶリレーだった。

優真は1組だったが、終始リードし、4組中1位となった。
皆で優勝を喜んでいる姿が見れて、私も嬉しかった。

しかし、それよりも嬉しい事があった。
それは、一番にゴールした1組の皆が、後続のクラスに対して、
「頑張れ!」の声援を、1番大きな声を出して行っていた事だ。

私の小学生時代の運動会は、各クラス対抗、各地区対抗の
騎馬戦や棒倒し、綱引き、リレー等、競争する種目が中心だった。
間に、緩衝材として踊り等が入る程度。

対抗心むき出しで競争していた事を思うと、まさに時代の変化を感じる。

14:25が来て、2年生が運動場から教室へ戻って行った。
その途中で、我々の前を子供たちが通り過ぎた時、優真を見つけた。

「優真!」と声を掛けると、気づいたのか、私の方を振り返った。
恥ずかしそうにしていたが、その顔は微笑んでいた。

孫の成長は、私にとって、とても嬉しい出来事。
今後も、健やかに育って行って欲しいものだ。

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